駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ぼくのかんがえたさいきょうの室生古道(っぽいの)を歩く(4)

1355室生寺着。

室生古道メインルート終了。

山上公園から谷を下り、室生寺の門前に架かる太鼓橋まで下りてきた。しかし今日は拝観しない。


というか既に14時だ。
だいぶ日が長くなってきたとはいえ、山の日没を気にしながら歩く時間帯になってきた。さて・・・

室生川に沿って歩く。


「室生山から東海自然歩道経由、室生口大野駅」という、室生古道歩きの定番コースを敢えて回避。
#自然のただなかを闊歩してる感覚がとても快い、素敵コースなんだけどね。




しばし、室生川の流れを目と耳で愉しむことにする。



むろ、う。?

どうでもいいが、「室生」は「むろー」と読むのが適切だ。
「むろ・う」と「う」をハッキリ発音してはならないぞ*1。正統なイルボン人ならわかってるよな?

オプショナルツアー:大師の道を歩く。


国道165号線に面した謎のスロープは、異界へのエントランスだ。



今回は室生川に沿ったもう一つの古道を歩く。「大師の道」である。
この道がお大師様といったいどうからんでるのかは、まあわかっていない(下調べせよ)

うん、ほど良く「整備されていない」のが愉しい。



それなりにアップダウン。朽ちかけた木の階段が、それなりの緊張感をもって歩くことを強いる。
結構ガッツシぬかるんでいるところも多かった。



とはいえほぼ一本道なので、道標をよく確認すれば安心して歩けるルートだ。素敵。



獣害避け柵をくぐって15時過ぎ古道終了。更に下って、初瀬街道(国道165号線)。

16時、三本松駅着。


最後に室生橋を渡って、ゴール。急行で帰ろ。

まとめ:室生漬けでした。

  • 今日は徹底的に宇陀市、というか旧榛原町~室生村だった。榛原駅を6時半に歩き出して9時間半、山道を絡めつつほぼ5万歩、40kmあるくことになった。
    • ①榛原駅から伊那佐山、からの②伊勢本街道を絡めつつ仏隆寺に向かい、③室生古道で室生山、④室生寺から大師の道で三本松駅

  • なにしろ高井のバス停あたりは、伊勢本街道と室生古道がクロスする地域である。「高井宿」=宿場町だったらしい。納得である。お伊勢参り室生寺参り(というかその先に長谷寺もある)、それぞれ重要な参詣道には違いない。

  • オプショナルツアーを少々盛り込み過ぎた。当初の計画では高城岳・三郎岳という伊勢本街道の山々も歩くつもりでいたが、そこまで歩いたら足が持たなかったかもしれない。
    • 計画をすべてこなせなかったが、桜シーズンのオーラスを愉しめたし、十分歩いたと思うよ。


  • 大師の道は初めて歩いた。道自体はほど良く荒れていたけど、道標は必要十分にあった。




古道歩きに加え、登山にアートにお寺。盛り沢山で、佳き。

次回の室生古道歩きも、少しバリエーションを加えて楽しみたい。

宇陀市ハイキングマップ」、それぞれとてもいいコース設定だと思う。

再度リンクを貼っておく。宇陀市ハイキングマップ

  • ②文禰麻呂の墓・伊那佐山コース
  • ③伊勢本街道の山 高城岳・三郎岳コース
  • ⑤室生古道 仏隆寺・西光寺・室生寺
  • ⑥大師の道 室生寺・龍穴神社コース

の4つを参考にした。


観光の目玉たる室生寺が起終点になるのは、当然。
実際に歩いてみるといずれも「体への負荷」と「見所」が良くバランスしたいいオプショナルツアーとなるハイキングコースを構成している。そして各コースには十分な道標が設けられていた。宇陀の魅力をより味わえたよ。
製作にかかわった皆様(宇陀市農林商工部商工観光課さん)に素直に感謝。

*1:室生寺周辺で観光客の会話が耳に入ると、気になること