途中で道がわからなくなった。
途中までは明らかに伊勢本街道を歩いていた。しかし急激に道が細くなり、謎の山道に入る。これは嫌な予感がする。
道に迷ったら、回れ右してGPS大先生の指示に素直に従い、潔く引き返す。それが安全に週明けを迎えることを重視すべき、ウィークエンド日帰りウォーカーの正しい行動規範だ。
元の道に戻ってきた。
1140 第3チェックポイント、仏隆寺。
勿論ここの見所である「千年桜」は散っていたが、今は八重桜が咲き誇る。
奈良で異形の老木と言ったら、イチョウのオバケのある葛城一言主神社、そして桜のオバケがある仏隆寺であろう。
そして本日のメインエベント、たのしいたのしい室生古道5.7kmだ。
第4チェックポイント「室生山上公園」(むろうさんじょう-)。
本日は室生寺はスルーする。代わりに室生山上公園でゲージツするのだ。
#ただ、開発された山はあまり好きじゃない。
「室生山上公園」の別名は「芸術の森」である。札幌民には琴線に触れる名称だ。
「芸術の森」を名乗る施設って、どうも日本国内に両手に余る位あるらしいのだが、札幌のが規模・レベル共に圧倒しているのではないだろうか。
ここはいわゆる野外インスタレーション。
野外アートは嫌いじゃない。410円を払って入場。
森と芸術の融合した空間の一部になってみる。
自然とアートの境界線を狙ったのだろう。アーティスト一人で構想されているだけあり、統一感がある。