はじめに。桜のシーズンである。
今週末から来週末は桜を目指して関西民が名所に大挙し始めるに違いあるまい。
そして昨日は雨じゃなかったので、ぬかるみなどの心配は低かろう。
7時半過ぎ、御所駅を下車。
駅を背に、山々に向かってまっすぐ歩く。葛城山へ向かうこの道も、田舎道に不釣り合いなほどに直線的で、いかにも古街道って雰囲気がある。
立ちはだかるような山の連なり。山よ、銀河よ、俺の歌を聞け!って気分になる。
途中、崇道天皇社、次いで鴨山口神社に寄っていく。
鴨山口神社は静かなお社で素敵。境内は早朝の静謐な空気に包まれていた。
第一チェックポイント・六地蔵。
六地蔵は葛城の道と、葛城山登山道の分岐点である。
まいどおなじみ葛城古道を歩く場合は左折し、南下するスタート地点となる。しかし今日は、そのままなおまっすぐ、猿目橋バス停側へ、葛城山に突進。ここからが近畿自然歩道ルートに当たるらしい。
葛城山への道。
緩やかな舗道を登る。おそらくロープウェイ駅に行き当たるであろう片側一車線の道に、人は全然見かけないが、沿道はそこらじゅう花盛りだ。
葛城山ロープウェイ駅の隣に細道が延びている。これが登山道だ。
8時半過ぎ、櫛羅の滝を通過。楽勝。
そしてその甘い気持ちはあっさり打ち砕かれた。
中腹の登山道はボロボロにぶっ壊れていて、そのが整備されるでもなくそのまんまだった鉄砲水で何度か流されて半ば放棄されていたのだろう。
8合目あたりからまた急激に登山道が小奇麗になってきた。
ご参考:葛城山最新ニュース | 御所市
調べておけばよかったぜ。低山甘くみすぎ問題。
0950、第二チェックポイント・大和葛城山頂着。
ロープウェイがあるだけあって、超軽装の観光客も多数いた。
まあ1000メートル弱の低山でありロープウェイもあるのだから、まあいいとこよね。
山頂には霜柱ががっちり立っており、朝は零度付近まで下がることが示唆された。