ひとしきり下りて、水越峠の舗道に出た。
この峠から東西に舗道が伸びており、東に下っていけば、祈りの滝?経由で葛城古道に合流できるらしいのだ。まもなく古道歩きに戻れるぜい!
え・・・
しかし、その計画はあっさり打ち砕かれた。
その付近の道が崩壊しており、かつ修理中ですらないらしいのだ。なんですとー。今年は平成34年やぞ!
通行止めの方向は行けない。さりとて舗道を反対方向に向かうと葛城古道とは逆方向だ。回れ右して大和葛城山に戻りたくないならば、舗道を挟んでトイメン方向は金剛山方向、ダイヤモンドトレール継続。
ウルトラクイズで言うところの、罰ゲームである。罰ゲームのテーマが耳奥に流れる。しかも敗者は東京直行できない。
自動的に、期せずして、金剛山に行くことになる。
階段が連続したり、山道になったりを繰り返し、そこそこにはきつい。
半壊した木の階段が一番厄介だ。
山頂付近は降雪と霜柱だらけで、山道はひどいダートだった。
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どこまで続くぬかるみぞ。
とっちらかって、金剛山登りだったでござる。
12時半、金剛山山頂着。
標高は1100m余り。というわけで、期せずして金剛山に来てしまうのだった。予想外の展開もまあ面白いな。
ロープウェイで上がってくる方々が大半らしく、山頂付近は観光地そのものだ。超軽装の観光客とトレイルしちゃってる人は服装で容易に見分けがついく。
- なにしろ、山頂自体が葛󠄀木神社なのである。
- 金剛山に登拝する回数は、熱い戦いが繰り広げられている。
ご参考:葛木神社 | 御所市
次いで、転法輪寺(てんぽうりんじ)。
葛城修験道の大本山なのかー。熊野と吉野のあたりの修験道はそこそこ学んだけど、まだまだ知らないことばかりだ。
ご参考:
「葛城修験」 | 日本遺産ポータルサイト
日本遺産 葛城修験ストーリー|日本遺産 葛城修験 ~里人とともに守り伝える修験道はじまりの地~
真言宗醍醐派大本山 金剛山 転法輪寺
まあ、思わぬ金剛山も結果オーライってことで。
まだ僕には帰れる道があるんだ。こんなにうれしいことはない。
金剛山山頂から少し下りたところに、分岐点はあった。
そこにははっきり「高天(たかま)」と書かれている。「高天道」というらしい。
これはもしかして、高天彦神社付近まで行けて、葛城古道に復帰できるのではなかろうか?
かんちがいしないでよね?べ、べつにダイヤモンドトレールをしたくて来たわけではなんだからね!というわけで、高天へ向かってみることにする。
え。メインルート崩壊すか。これまた不吉な。というか罰ゲーム感ハンパない。
(つづく)