駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ローバンド受信用プリアンプを作る (3) 和製W7IUV preampを組んでみる。(続)

組んでみる。

けがいた生基板に、受動素子を先に実装。

並行して、75材にバイファイラのトランスを巻く。



トランス、次いで放熱器を被せた2SC2952もとりつけた。
#ひとまずTrのリード線は長いままで。

火入れテスト。テストベンチに取りつける。


ひとまず通電テストすべく、バラックで組んだ基板のテスト環境(ケース)に放り込む。

電源ON。

  • 意図的に電流を多く流し動作させているので、放熱器付きであってもトランジスタが熱くなるのは想定通り。ギリギリ指で触れる位の温度。5分ほどON/OFFさせたりしたが、暴走等はなかった。
  • 続いて、アンテナとリグの間に入れてみる。発振とかしちゃってたらここで分かるのだが。電源ONして、大丈夫そうなことを確認。
    • パラ止めにコレクタにフェライトビーズ入れることになるかもと思っていたのだが、杞憂だった。NFBアンプの安定性のすばらしさについて「トロ活」に記載があったが本当なのね。

和製W7IUVプリアンプ、ファーストインプレ。

幸い、受信音は安定している。

  • 突然発振したりもしないし、「Sメーターアンプ」にもなっていないことを確認。
  • プリアンプを挿入することで、全体に受信ノイズレベルは上がるが、目的信号を浮かしてくれている。
    • 7MHz帯を聞く限り、Sメータはプリアンプ無しに比べほぼ+20dBぐらいを示す。さすがNFBアンプ。設計通り動く。
    • BC帯(AMラジオ)、3.5MHz帯でも増幅している。よきかなよきかな。
  • 1時間ほど通電しっぱなしでも、動作は安定。

Proof of Conceptはできた。

  • 2SC2952を使って受信用NFBアンプ作ることはできそうだ。
  • 本来のローノイズな性能が得られているかは今後検証していくことにしても、ひとまず配線を最短化すべく、ケースに入れようかな。
  • このようなプリアンプのローバンドにおける本来用途は、「送受信兼用のアンテナで、Sメーターをよりにぎやかに振らせること」ではなく「受信専用アンテナの直下にプリアンプを設けてゲインを補い、S/N良好な受信手段を得ること」にある。
    • 今後後者で使えるものにしていくべく、検討を続けたい。