IF UNITの電解コンデンサなど、更に交換。
主に、受信側のAFの通り道の電解コンデンサはなるべく新品と交換。
受信音改善:SSB復調まわり
ダイオードDBMはバランス崩すとえらいことになりかねないので触らなかった。しかし、30年物の1N60が嫌な色をしていた。DBM出口付近の電解は交換。
- C52 4.7uF (そのまま)
- C53 47uF(そのまま)
ノッチフィルターの改良の記事がある。
Kenwood TS-440S (TS 440 S TS440S) mods reviews software and diagrams
AFノッチフィルターを採用したTS-440S。その効きはお世辞にもよくない。
製造中に改善が施されており、IF UNITの
- R86 82k→120k
- R226 330→390
の変更を行うことで特性が改善するとのこと。
だが、僕が入手した個体が後期型だからなのかどうか、既に抵抗は右の方の値だった(それが加わってこの程度なのかよと)。
CWF入れた状態では、それなりに効くっちゃ効くけどね。使い方のコツは、ツマミを10-12時方向の辺りでゆっくり動かすこと。*1
440に採用された(あんまし効かない)AFノッチはBi-Quad Active Filter、あるいはstate-variable filter(状態変数型フィルタ)と呼ばれるものだと思う。
それに対し、R-5000で採用されたAFノッチは、よりシンプルな回路だ。しかし、実用的にはこの回路の方が無難に効く。その後も、IFノッチが採用できないエントリーモデルTS-450/690ではR-5000同様の回路が組みこまれている。
2回路入りOPアンプ1個で、オーディオピークフィルタとしてもなかなか効果的なので、自作の参考にも良い回路。2段化すればなお効果がよい。
どうでもいいがPerfumeの中で、のっちがドストレートスキーだ。
*1:IF notchの様な受信音の急激な変化は期待してはいけない。