駄目社員はむの日記

USO800 certified.

TS-440Sとの邂逅を果たす (3) IF UNITの電解コンデンサ交換。

IF UNITの電解コンデンサを交換。

IF UNITを剥がしたついでだ。
どうせなので、メンテもしておこう。
オーディオ周りの電解コンデンサは取り替えておいて間違いないだろう。
TS-440Sはもともと変復調音とも少し甲高いトーンであり、フィルターの特性が支配的なのだが、とりあえず悪あがきでAFの入出力のコンデンサを大きめにしておきたい。

送信音改善①:マイクアンプまわり。

uPC1158(IC4)というマイクアンプ(兼マイクコンプレッサ)を積んでいる。

これもケンウッドのマイクアンプとしてはよく使われていて、回路は大体おんなじだ(TS-530/TS-430など)。

  • C125 1u→4.7uF
  • C126 4.7uF (そのまま)
  • C127 1u→4.7uF
  • C197 47u (そのまま)


ご参考:TS-530だとこう。

送信音改善②:バラモジ入力まわり

455kHz DSBを生成するDBM AN612(IC5; 松下版のNE612)まわり。

AF入力の電解が0.1uFと小さくて低域が削られそうなのが気になり、1uFにしといた(気休め)。

  • C133 1uF (そのまま)
  • C135 0.1u→1u

受信音改善:AF PAまわり

uPC2002(IC7)というオーディオアンプが使用されている。

当時のケンウッドHF機(TS-850~950)定番回路だ。*1つまりは、440にもいい音を出す土壌はあるってことだ。
440以後の各機種のuPC2002 PA回路はほとんど変わらないものの、総じて電解コンは容量多めになってる模様。電源周りと出力側の値は盛っておく。

  • C170 10uF (そのまま)
  • C172 100u→680u
  • C173 470u (そのまま)
  • C175 220u→470u


ご参考:これが850の回路。

ご参考:こっちがJST-135。さすがJRC、お上品だ。

*1:あとJRC JST-135も同様だ。