駄目社員はむの日記

USO800 certified.

アンテナ性能インプレ:SDLBを受信アンテナとして使ってみた。

  • 受信フィーリングは、垂直ダイポールに近い。垂直成分が多いおかげで「ジャー」系のノイズは水平系より多めで、S/Nは悪いが、夜間のDXは結構良く聞こえる。
  • 国内QSOを聞く限り、八木ではハッキリS5以上で聞こえる局が全く聞こえないことがある。スキップゾーンを感じるが(1, 2, 3, 6, 8エリアは聞こえるが4, 5, 7(の北の方)エリアが弱い)、これは打ち上げ角のおかげなのだろうか。


この円の付近がスキップして駄目っぽい。*1

  • 時々お相手頂く1エリアのOMを(100wで)呼んだらあっさりコールバック。送信アンテナとしても問題なさげ。
  • DXを聞くと、タワーの上の八木の様にはいかないけれど、結構聞こえる。VK/ZLの局はたいてい実用上問題ない強度で入感した。

結論:パフォーマンスは、スローピングダイポールそのものだった。

感想:ダイポールが中心部の給電点の重量から解放されるって素敵。

これって移動運用やアパマンなどいろんな用途に応用が利くのではなかろうか?

  • 同軸部分に5Dを使うと重いけど、1.5D2Vとかを使えば、非常に細くて軽い片側給電ダイポールが出来上がるだろう。釣竿などでも容易に釣れるので、ベランダに変形ダイポールを張ることも可能かも。
  • 片側給電で同軸と単線を取り替えれば、いろんなバンドに簡単にQSYできる。チューナーも要らない。移動運用によさげ。
  • マッチング回路もないので、同軸とコアの耐入力が許す限りパワーも入れられるだろう。*2

7MHzのDX向け通常戦力としてはいささか不足気味かもしれないが、10MHz用ならそれなりに使えるかも。とはいえ、3.5MHzでやるとさすがにデカいだろうか。


追伸:というか、7MHz用がまっすぐ張れるということは、3.5MHzは無理矢理端部給電にしなくても、普通にGPアンテナを引っ張ればいいんじゃ・・・

*1:これはNVISの話をしたときに使用した”半径650km以内”を説明をしたときの円。

*2:僕はこのアンテナにハイパワーを入れるつもりはないので、どうでもいいけど。