旧道芋峠、本日危険。ここはリスクをとっている場合ではない。

芋峠の山中に分け入ろうとして、気づいた。
舗道(県道15号)でも寒くて風が幾分吹いているとは感じてはいたけれど、いざ山の尾根を歩きはじめると、10~20mクラスの突風が頻繁に吹き付けてくるのだ。

ごごーーーーという危険な風音ともに杉林が大袈裟に揺れている。そして体が凍えそうだ。体感温度は間違いなく零下。

先ほど明日香村を歩いてる途中粉雪が舞っていた。地面に目を落とすと、峠では普通に積雪しており、とける様子もない。
林道っぽい道を抜けて降りてくると、千股川せせらぎ公園。

いや、林道っぽいけど、実際は県道だったでござる(※奈良の道歩きあるある)。


緩やかなスロープを千股川に沿って下りてくると、アユが釣れることでも知られる清流・吉野川にぶち当たる。
まとめ:芋峠は、あったかくなったらな?
- 今回の行程、橿原市で藤原京と大和三山を見て、途中明日香村で風景と飛鳥の遺構を楽しんで、旧道で峠を越え、吉野川に至る・・・なんとも見どころてんこ盛り、贅沢なコースである。ルーティングに工夫すれば、更に遺跡や寺社を追加で絡めることもできよう。
- 計画時点では「冬枯れの吉野がゴールって、味があっていいかも!」と思っていたのだが、ともかく当日は「真冬の荒行」すぎた。気温はほぼ零下だわ、ずっと曇ってて時々雪は降るわ、風は吹くわ。体力をかなり削られながら歩いた。不完全燃焼だけど、気象条件良くない中ではまあ善戦したかな。
- 芋峠・小峠は、道標もう少しほしいのう・・・
- なお、真冬なんかに僕と同じルートを歩く「大バカ野郎」には、道中ついぞ出会うことはなかったのでござった。

旧道芋峠、リベンジするつもりだけど、暖かい時期、晴れた日に実行するよ。たぶん今回とは逆ルート(北上)でね。
寒かったじょ。










