駄目社員はむの日記

USO800 certified.

Tiny EFHWの給電点を作る

低電力(<10W以下)の移動運用用に、小型UN-UNを作ってみた。

給電点の材料。


今回は常設を考慮しないので、軽量とそこそこの堅牢性重視で、防水不要。小型プラケースに組み込む。

  • ケースは定番タカチSW-55。40x20x55mmと掌にちょこんと乗るようなサイズだ。安価。
  • フェライトコアはFT114-43。43材は使うが、これまでのEFHW給電部に用いたFT140-43よりもワンサイズ小さい。
  • 補正用100pFは3kV品が余っていたのでそのまま使った。
  • エレメントをつなぐ端子にはジョンソン端子を使った。ラジデパ某店で2個100円。
  • UEW線は0.8mm径を用いた。耐圧上はもっと細くていいものの、コアに安定に巻く上では少し太い方が扱いやすい。
  • 同軸側はコネクタを介さず、ケースからそのまま引っ張り出す。1.5D2Vで引き出し、リグに直つなぎを想定。反対側はBNC。

49:1のUN-UNを巻く。


巻き方はもう書かない。過去記事参照。

ケース加工しコアをおさめる。


こんな感じかな?

気休め防水と機械強度を考慮し、適宜エポキシ接着剤でも流し込んでくれい。

Tiny EFHW給電点完成。


こんなんでも、ワイヤー1本つなげば、それなりにディップ点がある模様。
あとはこいつに21mの電線を1本つなげば、(細かいことに突っ込み入れなければ)7Mのフルサイズダイポール相当で動作しちゃうんだよね。
FT-817やIC-705あたりと組み合わせ、ゲリラ移動のお供によさげな予感。