給電部の作り方。
1:49 UN-UN (unbalanced-to-unbalanced transformer)を巻く。
ケースを加工する。
基本は、以下の穴をあける。
- M角座:コネクタの大穴と、コネクタを固定するビス穴 3mm x 2。
- 陸軍端子:開ける方向は、僕のはMコネのトイメン位置にしたが、各自の用途に応じて使いやすいように。
給電部を組み立てる。
- ケースに、陸軍端子とM角座を先に取り付ける。M角座は外側からはめ込み、M3ネジとナットで2か所、均等にネジとナットで締める。
- 角座からケース内側に突き出たビスの先に、はんだメッキを施したラグ端子を挟み、ナットで止める。
- UN-UNをケースに収める。ケースサイズに合わせて配線の長さを適宜切り、UEW線の被膜を剥がし半田めっき。
- 撚線の2線側をMコネのGND(ラグ端子)、リリースした側をセンターにハンダ付け。
- 単線の先も同様に長さを調整し、陸軍端子(Hot)にハンダ付け。
- 角座のGND-center間に、セラコン100pFをハンダ付け。
- 防水のため樹脂包埋。Mコネ・陸軍端子の周辺を二液混合エポキシ接着剤で埋め、雨水の進入をきっちり防ぐ。
オマケ(20211218更新)
40mや20mで実際に使ってみると、50W SSBではまったく問題ないのだが、CWやFT8で連続送信するとSWRが不安定に。
100pFの補正コンデンサを、ムラタの330pF/3kV高耐圧セラミックを3本直列に取り替えたら安定動作になった。
*1:エナメル線をコアに巻きつける際、線に傷がつき絶縁が破れるのを防ぐためです。