オマケで、アンテナの調整についても書いておく。
エレメント長を調整する。
EFHWの場合ザックリだが、7MHz付近では30cmカットすると100kHzディップ点が上がる(単純な算数)。なので21MHzは10cmで100kHz上がる。
豪快に切ると悲しいことが起こる。
- 圧着端子にエレメント用電線を圧着し、給電部の陸軍端子(Hot)につなぐ。
- まずラフな調整。ワイヤーを仮設置したら、アンテナアナライザやSWR計を見ながらエレメント端部をカットし、SWRが下がる長さを探る。自分の主に使う周波数より少し低めのあたりまで来たら、いったん止める。
- ワイヤーの引き回し方法を、仮設置ではなく本番用にした上で、少しずつカットし追い込む。*1
補遺。
空中線電力50W程度までであれば問題なく動作するはず。7~50MHzではこの給電点に半波長弱の電線を1本つなぐだけで、フルサイズの半波長ダイポール相当のアンテナとなる。
3.5MHz以下の周波数帯ではコンデンサの値を選ぶ必要があるかも。
QRP/QRO
カウンターポイズの要否
受信用アンテナとして?
- あまりそういう使い方してる人もいないようだが、インピーダンスをUN-UNで跳ね上げるタイプのEFHWは、「非接地型・単線」のお手軽受信アンテナとしてなかなかに優秀である。
- 屋外までは同軸で引っ張っていって、給電部を介して適当な長さのワイヤーを張るだけで、いろんなバンドで受信アンテナとして動作する。BOG(Beverage on the Ground)の様に地面に這わせても良い。いわばEOG (EFHW on the Ground)だ。
- 僕は短波用にしか使わないけど、透磁率の高いFT114-77あたりで巻き数増やせば、中波受信用によいのではなかろうか。
- ちなみの僕の自宅ベランダには、受信用にEFHWが転がしてあったりする。(土の)地面上のようにはいかないが、けっこう受信できる。