Jardin Botanique に入る。

植物園というほど植物園ではないのだが、結構いい公園なのである。
こういった無駄に贅沢な公園に出会うのは、白耳義が王国であったことを再認識する瞬間である。

ここのホールは小コンサートホールとしても使われていた記憶。僕がいたころ、KOKIAさんとか確かここで歌ってた。栗コーダーカルテットもここでコンサートしてたような。
東へ東へ。
王立軍事歴史博物館(Musée Royal de l'Armée et d'Histoire Militaire)にきた。12EUR払って入場。
サンカントネール公園近辺には複数の博物館がある。王立軍事歴史博物館・オートワールド(自動車博物館)・王立美術歴史博物館だ。

その中でも、今回久しぶりに来たいと思っていたのが「王立軍事歴史博物館」である。
欧州内外に軍事博物館・戦車博物館数あれど、ここが提供する間口は恐ろしく広い。「戦史」だけでなく、乗物から文物・技術など、中世から近代までの広範な遺産と出会えるのだ。

覚悟はよいか?
この博物館のハイライトは「第一次・第二次大戦の膨大なコレクション」。
14世紀から現代までの戦争・武具・兵器・乗り物の歴史がしこたま所蔵されている。各国の軍服コレクションなんかも膨大だ。
何しろ白耳義は、第一次大戦・第二次大戦ともに激戦地になってしまったのだ。一つ一つを紹介はできないので、もしブラッセルに来る機会があったら是非みていただきたい。
まず「1914-18第一次大戦」コーナー。


毒ガス・塹壕・戦車・高射砲に火炎砲。人は敵とみなした相手にこうも悪意をむき出しにできるのか、と考えさせられることになる。
しかし20世紀初頭のハードウェアって当然クラシカルで、現代とのつながりは薄く感じる。
続いての見どころは、飛行機コーナー。
というかほぼ航空博物館です。

自然光を取り入れた巨大ホールには、空軍を中心とした飛行機の遺物がいっぱい展示されている。ベルギー空軍は今もなかなかのものだ。
複葉機からF16、輸送機まで。一部には乗り込める。

ファイティングファルコンさんチース。

ミラージュVやDC-3、ユンカースなんかは日本ではめったに見かけないよね。
SABENA航空のコーナーもあった。


昨今のブリュッセル航空の乗客は、なぜ「SNxxx」という便名がなのか知らない人もいるだろう。SABENAだったからだ。「ANAが日本ヘリコプターだったからNH」みたいな話だ。
オマケ。
- 飛行船や気球のコーナーまである。ツェッペリンの飛行船やら、モンゴルフィ兄弟の気球まで学べちゃいます。飛行船のエンジンに萌えた。
- 白耳義の海軍史も学べた。白耳義には海岸線がちょろっとしかない割に、海軍の軍備はしっかりあるし、コーストガードも結構まじめにやっている。
そして最大の見どころ「1919-1945 第二次大戦」コーナー。



ここは量・質ともに圧倒的だ。照明を最低限にした広いブースで、戦史・文化・風俗。戦災だけではない生活影響も含め、イイでもなくヒドイでもなく、淡々と語られる。

当然ヨーロッパ戦線がメイン。そして80年前なので情報の解像度が第一次大戦に比べてずっと高いし、装備も近代的だ。どこがどう侵攻して、独ソ戦がどう推移して、ノルマンディー上陸でどう形勢が変わって・・・と、膨大な史料とともに、大過剰な情報量が提供される。
さらには、中世の武具・甲冑も楽しめますが・・・
1145おいとま。
2時間近く滞在してしまった。
消費カロリーが極度に高い博物館である。というか戦史・文化史・乗り物史など、博物館5つ分回ったような気分になった。
今日は他のミュージアム行く気力ない。過剰な情報に脳がオーバーフローを起こしている。













