駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ええと、長居には何がある?(1)

はじめに:長居って実は知らない。

キタには何でもある。
だからたいていのショッピングや遊びや食事や仕事は、本町よりも北側でたいがい片が付く。サッカーならガンバ大阪、野球ならバファローズ。大多数の北大阪民にとっては、せいぜい足を延ばしても、天王寺阿倍野)地域まで南下すれば「大阪市内における用」の9割9分は完結してしまうと思うのだ。


一方でさらにもうちょい南下した堺市には、別の用はあるかもしれない。
そんなんで「天王寺以南、堺市より北」・・・つまり住之江区住吉区東住吉区のあたりって、黙っていると未来永劫下車する可能性がなさそうな予感。
なんというか、「キミはまだ本当のオオサカを知らない!」な気分である。*1

だからこそふと考える、(北大阪民にとって)謎の地域「長居」。

体調イマイチの本日、フラッと行ってみるにはちょうどいいと思ったのが、長居宙域だ。
上記3区を全部回ろうとすると、南港まで行くことになりそうだが、そこまで元気はない。
とりあえず行ける所まで、途中下車でゴー。

12時半過ぎ、長居駅着。



長居・・・あえてネットに頼らず何があったか考えていた。
しかし、セレッソ大阪のホームスタジアムがあるのと、自然史博物館があったような(でもハンパな距離で行ったことがない)・・・ぐらいしか思いつかなかった。



下車してみると即座に、想定をはるかに上回る長居公園の規模に驚かされた。大阪城公園鶴見緑地は別格としても、都市型公園としては破格の面積だ。

長居公園宙域を歩く。


広い園内の中で、僕はフットサルやスタジアムに興味あるわけもなく、植物園&自然史博物館へと歩みを進める。
よい公園だ。まさに市民の憩いの場。




渋い門構えが迎えてくれ若干の不安を覚えるが、入場料(植物園・自然史博物館共通で300円と安い!)を支払って入場すると、そこはサイエンスな世界。

大阪市立自然史博物館を愉しむ。


ここはもしかして過去一度ぐらい来てたかもと思ってたのだが、入場してみたら、間違いなく初めてだ。

地上階。

  • 第1室は大阪の自然。外来生物もいっぱい展示。



  • 第2室は地質年代をさかのぼって恐竜や化石。世界どこでも恐竜さんは大人気さ。
    • 恐竜のコーナーには、来客者に対して謎質問を投げかける不思議なおっちゃんがいた。どうやら学芸員でもなければ、ボランティアの案内係でもないらしい。何奴。現代版辻説法かい?




2階に登る。

  • 登ったらすぐに鉱物・隕石展示。


  • そして第3室。生命進化・バイオダイバシティだ。
    • 実は博物学の一番楽しい部分なのだが、一般向けに展示しちゃうと「生物は分化して、いろいろあるよ」な感じになりがちで、世界中どこの自然史博物館でもイマイチな人気だ(僕は大好き)。虫類展示が多く、骨格詐欺も楽しめる。



  • 子供向けエンタメコーナーである第5室(こっちは新しい)をまわって、地上に降りてきて、大体終了。

展示物は少々古いが、歴史ある自然史系博物館の優美さと味わいがたまらなく好ましい。サイエンスミュージアムマニアにはたまらない空間だろう。
じゅうぶん眼福でありました。
(つづく)