はじめに:長居って実は知らない。
キタには何でもある。
だからたいていのショッピングや遊びや食事や仕事は、本町よりも北側でたいがい片が付く。サッカーならガンバ大阪、野球ならバファローズ。大多数の北大阪民にとっては、せいぜい足を延ばしても、天王寺(阿倍野)地域まで南下すれば「大阪市内における用」の9割9分は完結してしまうと思うのだ。
一方でさらにもうちょい南下した堺市には、別の用はあるかもしれない。
そんなんで「天王寺以南、堺市より北」・・・つまり住之江区・住吉区・東住吉区のあたりって、黙っていると未来永劫下車する可能性がなさそうな予感。
なんというか、「キミはまだ本当のオオサカを知らない!」な気分である。*1
だからこそふと考える、(北大阪民にとって)謎の地域「長居」。
体調イマイチの本日、フラッと行ってみるにはちょうどいいと思ったのが、長居宙域だ。
上記3区を全部回ろうとすると、南港まで行くことになりそうだが、そこまで元気はない。
とりあえず行ける所まで、途中下車でゴー。
12時半過ぎ、長居駅着。
長居・・・あえてネットに頼らず何があったか考えていた。
しかし、セレッソ大阪のホームスタジアムがあるのと、自然史博物館があったような(でもハンパな距離で行ったことがない)・・・ぐらいしか思いつかなかった。
下車してみると即座に、想定をはるかに上回る長居公園の規模に驚かされた。大阪城公園や鶴見緑地は別格としても、都市型公園としては破格の面積だ。
長居公園宙域を歩く。
広い園内の中で、僕はフットサルやスタジアムに興味あるわけもなく、植物園&自然史博物館へと歩みを進める。
よい公園だ。まさに市民の憩いの場。
渋い門構えが迎えてくれ若干の不安を覚えるが、入場料(植物園・自然史博物館共通で300円と安い!)を支払って入場すると、そこはサイエンスな世界。