駄目社員はむの日記

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歩いて、和泉市の魅力を探ってみる(2)

(従前)下山。
登山道のとてもよく整備された低山を歩いた気分。とても爽やかな気持ちで槇尾山を下りた。

なんか明石海峡大橋っぽいものが見える(気のせい?)

続いて国道480号を北西へ。


次いで住宅地の中を歩く。

すると・・・大学のキャンパス、だと?


まったく本意ではないが、桃山学院大学という大学のキャンパスの中に入り込んでいた。
桃山って伏見と関係あるんだろうか、はて。


でもどうやらロケーションは目的地で合っているらしい。

2チェックポイント「和泉市 いずみの国歴史館」、休館中。


キャンパスに隣接したところに第2チェックポイントはあった。

しかし、12/2から年内閉館中だった。なんて間が悪いんだろう。
下調べしてない自分が悪いんだが、我ながら運の悪さにあきれる。
和泉市いずみの国歴史館の概要/和泉市
公式ページに書かれていないのはいかがなものか?
ちなみにここに一番近い電車駅は「和泉中央駅」。泉北高速鉄道という北大阪民には謎のなじみが薄げな路線である。



仕方がないので、次なる目的地へと向かう。なぜ斜張橋
ふと、THE 斜張橋という感じの中央大橋*1のことを思い出した。

じゃあ歩くか・・・

和泉市内を、北西へとひた走る・・・いや歩く。
途中、巨大なブックオフを通り過ぎる。でも日没コールドなどを回避すべく急ぐ。

第3チェックポイント「大阪府弥生文化博物館」着。



1545着。ここには以前より来てみたいと思っていた。
なにしろ、日本唯一の弥生時代弥生文化に特化した博物館なのである!
先史時代の考古学ってどうも苦手だが、逆にそれがどこまでわかっているのか、あるいはどのくらい謎なのか、心惹かれる。
ご参考:大阪府立弥生文化博物館

常設展。

650円を払って入館。2階が展示室であり、3室に分かれる。

  • 第1室は弥生時代の文物オーバービュー。卑弥呼魏志倭人伝、青銅器・石器・土器・銅鏡に鉄器・・・と、弥生時代のコレクションで有名な京博を上回る物量と内容で圧倒される。







遺跡マップに始まり、剣に農機具、その製造方法や歴史、ロケーションまでガッツシ教えてくださる。
銅鐸・銅剣の型って初めて見たよ。いや、めっちゃ楽しいです。材料の加工技術視点でオラワクワクしてきたゾ。

  • 第2室は、この博物館のすぐ近所にある池上曽根遺跡で発掘された遺物を大フィーチャー。当時のコミュニティに思いをはせることができる。集落というか、結構な町だったようだ。

史跡池上曽根遺跡/和泉市



現在は発掘調査を終え、町に没したか、最重要な区画は埋め戻されて公園になっているらしい。これを観ないと魅力に気づけなかったよ。

そして特別展示室。これが、本日のお目当て。

  • 特別展「発掘された日本列島」。いや、今日はこれを見たくて和泉市まで来たのだ。2024年の発掘研究成果が目一杯アピールされる展示である。

令和6年度秋季特別展「発掘された日本列島2024」 - 大阪府立弥生文化博物館



もちろん、弥生時代に限らないものである。北海道からは白滝遺跡・ピリカ遺跡(今金町)などからも。



そして大坂の展示では「龍」にスポットを当てた展示も。古代中国で想像されて以降、どのように日本でデザインが定着・変遷したかをたどる。これも楽しい。中国の四神獣がどう記号化されたのか学べる。
どうやら「近つ飛鳥博物館」でも同時開催されていて、訪問時翌日にともに特別展は終了だという。ざんねんながらもう1件回るのは(足の調子的に)無理だろう。
(つづく)

*1:3月のライオンにも登場する