駄目社員はむの日記

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初瀬街道プラスで行こう(3)

長谷寺の寺域を後にすると門前町


緩やかな坂を下りる。川に沿った細道に、風情ある町家が軒を並べる。ダムから川に沿って歩いてきたので、ひどく濁った水はダムから放水されたものと気づく。

長谷山口坐神社(はせやまぐちにいます-)に参拝。



川に架かる朱の橋がとても印象的だ。これが長谷山口神社か。


そういや大和国には大和三山をはじめ、山口神社・山口坐神社って結構あるよなぁと思い出す。
ご参考:長谷山口坐神社 (奈良県桜井市初瀬) - 神社巡遊録

延喜式神名帳大和国山城国には「○○山口(坐)神社」と称する神社が15社記載されており、その中の一つが当社です。

めもめも。



もうちょっといったら、初瀬路だな。

最後に初瀬街道(初瀬路)を歩く。

大和川に突き当たると、東西に街道が続く。初瀬街道である。ここを桜井駅に向け西進する。
国道165号線に沈んでしまった部分もあるが、旧街道の大半が、民家を通る細道として現存している。
初瀬街道に沿って小さいけど由緒ある神社が点在し、あとは雄略天皇の宮の伝承もある。

まず十二柱神社。



七神+五神で12柱である。微妙に六神合体していない

しかもこの地域は謎に「出雲」と名乗っている。気になりますね。




この辺りは、第25代武烈天皇の泊瀬列城宮(はつせなみきのみや)伝承地だという。ほうほう。

次いで、白山比咩神社(白山神社;しらやまひめじんじゃ)。



白山神社と名乗る神社は桜井市内にやたらとあるし、全国にもありふれた名称だ。




しかしこちらは、泊瀬朝倉宮(はつせのあさくらのみや)の伝承地だという。第21代雄略天皇の宮があったところだ。ほほう?

さらに、春日神社。



ここは泊瀬朝倉宮(はつせのあさくらのみや)の推定地・・・え。なんだって?さっき伝承地でここが推定地?

ふぅ。

伝承地が複数あるあたり実に怪s・・・いや、古代ロマンの奥深さを感じさせる。



「いかのおすし 一人前」の看板にやや心を癒される。
ご参考:「いかのおすし一人前」の紹介 | 奈良県警察本部
なにしろこの「いかのおすし一人前」には、メロが付いているのだ。メロディーパトロールなることも行われているとか!
かなりキレッキレの歌曲だ。楽譜も提供されているので、ダウンロードして歌い上げようぜ?
(つづく)