はじめに:高山街道という旧街道があるらしい。
「高山」と聞くと、日本国民の9割は飛騨高山の風景が浮かぶのではないだろうか。
否。断じて否。高山は、愛する奈良にあるぞ!
ご参考:高山町 (生駒市) - Wikipedia
よく、「大和高田」「大和郡山」「大和八木」など、国内に複数ある地名のうち奈良に位置するものを「大和○○」と称することはあるが、「大和高山」とは言わないらしい。
きっと彼ら視点では、「我こそはTHE高山なり」なのだ。
そして高山地域を南北につなぐ旧街道を「高山街道」と称するらしい。
街道好きな僕は、以前からこのルートは少し気になっていた。
いや、いたのだが、ハンパな位置とハンパな距離、見どころの少なさが何とも微妙で、なかなか歩く気が起こらなかった。
一方で「このルートにほど近い交野市って、なんか行ってみたい所があったよな、なんだっけかな・・・」とずっと引っかかっていた。
最近期せずしてその謎が解けたので、この度行くことにしたのである。いや、行くべき日は、諸事情あって「今日をおいてほかにない」のだ。
#なお、奈良先端科学技術大学院大学(奈良先端大)が位置する地域だぞ?
8時過ぎ、「アマチュア無線ジャンク市」会場に来た。
交野市で何か引っかかっていたイベントとは、ジャンク市だった。
月に一度、無線ガチ勢が大集結するジャンク交換会があるのだ。磐船神社の参道沿いの原っぱで行われているという。
高年齢層の参加者が集う無線イベントはほぼコロナで中止に追い込まれている昨今、貴重なイベントである。その開催日は、折しも今月は「今日」だったのだ。
ご参考:■磐船街道(168号線)沿い アマチュア無線/軍用無線ジャンク市
・ 令和 4年 3月13日 開催予定
うん、初瀬街道における海石榴市の如く、街道といえば「市」である。なので街道歩き的に正しい(そうじゃない)
カオスな屋外イベント。
晴れてよかった。
雰囲気は、欧州のローカル無線クラブイベントなジャンク交換会に近い。
出展は無料。8時前後に車で敷地内に入ってきて、適当に売り買いして、帰っていくみたいな感じだ。
顔なじみどうしが多いようで、アウェイ感も若干あるが僕は気にしない。
ともかく値段は安いのだが、個人売買している物品は基本的に「本当にジャンク」である。基板そのまんまのものもあれば、動作してるっぽい無線機などもある。
とはいえ経年劣化・部品取り前提。ばらして使うあてがないなら、買わないほうがいい。
#諸先輩の「終活」で投げ売り放出されているものが少なくない。
なお僕は、この先それ背負って歩くというのに、パーツをいくつかげと(おいー)。