駄目社員はむの日記

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ええと、飛鳥路ってあるのか?(2) 飛鳥宮跡、飛鳥寺、そして甘樫丘。

飛鳥宮跡に到着。


(従前)岡寺より下山。

古いガイドブックでは「飛鳥板蓋宮」とされる場所に来た。



しかし今は、「飛鳥宮跡」と読み替えられている。
どうもこの近所で宮がスクラップアンドビルドを繰り返したらしく、「飛鳥○○宮、が、複数あったのがみなこの辺」ということらしいのだ。マジかい。

当時の建築技術のためか、権力の大きさのためなのか・・・はよくわからないが、宮が意外とコンパクトである。
なお「飛鳥宮跡」は橿考研の縄張りテリトリーであるらしく、現在のこの近辺は、発掘を終えてほぼコンクリに覆われている有り様だ。

続いて、「奈良県立万葉文化館」。

#ええと、万葉文化、とは・・・?

広大な敷地に、豪勢な建築物が建っていた。

ここはなんと、富本銭が発掘された遺跡を囲むように建てられているという。

お、おう。

入場はなんと無料。B1階層に下り、展示室入場。

なんというか、展示内容は、「江戸東京博物館の古代バージョン」をイメージしていただければと思う。


人形と展示物(大半は複製品・復元品)とディスプレイで、飛鳥時代前後を紹介している。
研究者も含めて誰もがよくわからない古代の文物より「文化」を再現し、何とかかみ砕いて紹介しているのは、苦心の跡が見えた。
僕は学術的寄りが好みだが、こういうのもアリだと思う。



学術寄りの方向けには図書室がある。

こんな濃ゆい棚がある図書室など、そうはない。

飛鳥寺からの、飛鳥坐神社(あすかにいます-)。




この近所にある感じが神仏習合感ハンパない。
少々足が疲れを覚える。

最後に、甘樫丘(あまかしのおか)。


これが日本書紀にも登場する甘樫丘か。




150m足らずの小山。行楽にちょうどいいプチウォークな山だった。

明日香村・橿原市、そして大和三山がまるっと一望できたんだな。知らなかったよ。
うーん、いい地域だ。
(つづく)