駄目社員はむの日記

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初瀬街道プラスで行こう(4)

(従前) 初瀬街道も終盤。暑さと足の疲れが気になってきた。

初瀬路は神社と宮跡の道だ。

玉列神社(たまつら-)。

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「たまつら」は読めんよなあ。僕は前ここ来てるから覚えてたけど。
なおこの神社は、大神神社の摂社。すなわち、このあたりはもう三輪山の神域なのだろうか。

玉列神社と隣り合わせに、慈恩寺(じおん-)。


道教室を開いてたりする、地元密着なお寺のようだ。


掲示板を見るだけで、住職の温かみありそうな御人柄が伝わってくる。どうやら、「慈恩、驚異のメカニズム」分はないらしい。

あとは


4コーナーを回ってホームストレッチって感じ。

悔い改めよ感があるぞ。

ゴール「海石榴市跡」着。



弊日記の読者はすでに見飽きているかもしれないけれど、「海石榴市」は「つばいち」と読む。
大和河畔でもよく開けた河原をなすこのあたりに、古代の市があったとされる。


「市」の場所が実際にこのへんだったかのかはさておき、少なくともここは、初瀬路に山の辺の道(海石榴市~平城京)の起点がぶつかる場所。交易に絶好なクロスロードであり、ござ広げ商いしたらよく売れそうだ。
ご参考:第3回 海石榴市(つばいち)/奈良県公式ホームページ

帰ろ。


以前「宇陀古道の謎」を追った際に訪れた、忍坂(おっさか)へも向えるらしい。いいねぇ。
しかし今日の暑さと体力からしてこの辺にしておこう。ウィークエンドウォークは週明けに体力を温存しておくのが正解だ。

これにて終了。桜井駅へ直行だ。

まとめ。

  • 宇陀市から桜井市。鳥見山、長谷ダムからの、長谷寺と初瀬路歩き。約30kmのウォーキングであった。
  • 軽く荒れた低山登りと、林道さわやかウォーク、古街道歩きの絶妙のミックス。三位一体である。そして絶対エースの長谷寺をはじめとして、見どころがちょいちょいあるのが良い。

や、いいウォーキングコースで、正直メチャクチャ気に入った。

「道中見どころ満載な山の辺の道」「心閑に林道歩きを愉しめる室生古道」「風光明媚な葛城古道」「心洗われる風景の吉野路」、奈良古街道ウォークするならこの4ルートはそれぞれ鉄板であり、季節ごとに歩きたくなる。
今回、新ルートに出会えた気がするよ。