駄目社員はむの日記

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善政レジェンドな太子道を歩く (3)

歩みを進めようとすると、いやな汗。



孝霊天皇を祀る孝霊神社?を過ぎたあたりで、



突如汗が出始めて、止まらない。これはすごく悪いサインだ。暑さにやられたか。

幸い、田原本駅から遠くない。

気力でもう数キロ歩けなくもなかろうが、ダメージは甚大になる。

オッサンのウィークエンドウォークは、週明けキビキビ歩いて仕事に向かえるしばりが大前提である。
20代の頃のように、気力・体力をありったけ絞り出してはいけないのだ。


ということで、いくらか余力を残し、田原本駅で「無念のリタイア」ってことにしておこう。

最後に。

  • 名高い(生駒郡)斑鳩町を発し、一路南南東に、安堵町、(磯城郡)川西町、三宅町田原本町と来れた。この先、橿原市、次いで明日香村に入り、飛鳥駅周辺を歩くつもりだったのだが、体調悪化につきリタイア。
    • 一応、大和八木~藤原宮跡~飛鳥寺~高松塚のルートは歩いたことあるしね。
  • この生駒地域って、直線的に南北に流れる小川が多い。この「太子道」はそこを北北西(南南東)方向に斜め横断するため、やたらと川をまたぐことになるのだ。
    • 「太子殿の通勤ルート」っていってるけど、当時からこれら小川全部に、貴人御一行様と馬が渡れる橋が架かっていたとは思えない。実際歩いてみると「毎朝毎晩通ってました」が、やけに不可解に思える。そんな気づきもあったり。
    • てかよ太ちゃーん、もっと便利な所に家借りようぜ、高給取りがハードモード通勤しなくてもいいだろ?湖西線の果てから大阪市内に通うようなもんだぜ?

  • あまりに道標がなさ過ぎて苦戦した*1太子道コースは一般道に埋もれてたり、高速道に横切られ完膚なきまで寸断されたりで、大半が原型をとどめてはいなかったし、直線性はあちこちで失われていて、なかなかにわかりにくかった。そんな中、時々エンカウントする、旧街道情緒あふれる風景がとてもうれしいのである。

  • 太子道沿いに「杵築神社」がやたらと多かったのは、何なのだろう。それらはいずれも素盞鳴命(スサノオノミコト)を祀っていた。いや道中、きっと気づかぬうちにもっと多くの杵築神社をスルーしていたのかもしれない。スサノオ信仰がこの地域で重要だったのだろうか。またそれを調べに、歩きに来るもよし。


聖徳太子殿の通勤ルート(斑鳩宮~飛鳥京)をフルコンプすること、能わず。聖徳太子殿の実像に迫るなど、まだまだ道は遠い。

とはいえ、まずは法隆寺周辺(斑鳩の里)をよく歩きたい。ToDoが増えてしまった。


無念のリタイアとはいえ、いろいろ学びの端緒を捕まえた気がするよ。サンキュー太子道

*1:豪快なコースアウトはしなかったものの。