次なるミッション:竹内街道を歩く。
當麻寺の門前町を抜けて当麻寺駅まで歩き、さらに駅付近の踏切で線路を渡り右折。
奈良県道160号線を、一駅分南下する。
磐城駅(いわき-)でまた近鉄とクロスし、0950長尾神社に至る。
ここ長尾神社が、竹内街道の起点にあたるという。
本日のメインディッシュ二品目は、日本最古の官道「竹内街道」跡をたどるウォーキングでございます。
竹内峠越え。
そして、峠に至る。
竹内街道は峠の前後にて、国道166号に出たり入ったりを繰り返す。
「現代の竹内街道」とはこの国道であり、交通量がそこそこにある。対面通行きっかり1車線で、歩道がキッチリ整備されている場所は限られている。
街道散策者にはあまりやさしくないので、車両の接近には注意だ。大型車の音がしたら、迷わず歩みを止め路肩の端に寄っておこう。
御陵巡り。
孝徳天皇陵を拝みに参道を登る。
大化の改新で天皇に就くことになった天皇だったっけ。
大化の改新に際し、「遠慮して遠慮して、とうとう本人への譲位を受け入れた」的な(鼻につく)逸話を読んだことがある。ゴタゴタで皇位簒奪継承するハクと正統性を後付けしてるだけ、とも見えなくもない。
どう考えても、仕掛け人かその関係者だったからこその皇位ゲットだろうよ。そこは都合よく(ry
宮内庁殿、足元からイノシシまで、ご配慮痛み入ります。
なぜかは不明だが、御陵の鳥居は立ち入り禁止の方向を向いて建っており、参拝者はその正面に立てない。きっと何か理由があるのだろう。
更に竹ノ内街道より意図的コースアウトして、推古天皇陵。
陵墓あったのね(己が無知を実感)。
御陵ギリギリまで水田で、稲穂が実りまくってるけどな。
迫力あふれる名を冠したバス停(ぜったい強い)。
街道に戻る。あとは無難かつ道なりに駅へ。
1325上ノ太子駅着。
え、ずっと太子町を歩いてきたのに、駅周辺は羽曳野市になっちゃうの?
まだ13時半だ。しかし朝6時半には歩き始めてたから、実質ほとんど休まずすでに7時間歩いてたのだ。
早々終了としよう。
まとめ:二上山→竹内街道。
- 軽登山からの、街道歩き(北西方向ななめ歩き)コース。セットにすることでとっても充実だった。
- 街道歩きパートに使う靴は、ウォーキングシューズでOK。二上山パートも靴は軽トレッキング級装備でいいと思うが、ぬかるみや水濡れの想定必要。
- まだ残暑厳しく、想定外に10時ごろから快晴になってしまったので、暑さに体力が奪われた。
- 食料・飲み物の調達は街道歩きで十分可能。手ぶらはさすがに厳しかろうが、重装備は不要だ。二上山の下りで、万葉の水も汲めるしね。
- 遺跡・陵墓というと奈良&堺市のイメージが強いけれど、点在しているのだ。まだまだ修行が足りない。
- 竹内街道沿いには道標が多く設置されており、とても歩きやすかった。
- 基本的に北西方向にほぼ一直線な道な上に、十分すぎるほどの道標。地元民の竹内街道愛を、大いに感じた。前述の通り、コースアウトのリスクは極めて低い。
- ただし国道166号は、狭い道をダンプが路肩無視でスピードを落とさず突っ込んでくるので、歩くのに気を使った。
や、竹内街道、正直気に入った。こんな素敵コースを見落としてたとは、僕の目は節穴。
*1:いわゆる「河内飛鳥」である