竿を、マストクランプで固定した。
竿を傷つけずに背負子に固定・運搬でき、かつ、現地で問題なく展開できる方法を検討した。
もっというと、その固定方法のままに、竿を伸ばしてそのままワイヤーの支柱に出来たりできればなおよし。
ひとまず、竿を背負子から外さぬまま、ワイヤーを展開してみたい。
- リグはもちろん、FT-817ND。
- 先日作ったEFHW給電部を基台に取りつける。10mのビニール被覆線に圧着端子をつないできた。ポリスチのロープで引っ張って、川沿いの手摺りへと括り付ける。逆L的な形状だ。エレメントはマスキングテープで支持。
- 先にnanoVNAで特性を見てから運用してみよう。
アンテナの調整は不要だった。
問題はnanoVNAの画面が日差しでみいひんことだった。
14.4MHzあたりにディップ点。加えて倍の28.8MHzでもSWRがすとんと落ちた。
加えてiPhoneも熱でえらいことに。
運用(ほぼボウズ)。
肝心の運用はさっぱりだった。
まとめ・反省点・課題。
背負子で徒歩移動して、現地で釣り竿を突き立て、EFHWアンテナで運用する。想定したProof of conceptはできた(重要な成果)。
- まず、今回一連の運用において、1時間ほどの運用に必要十分な持ち物は持参したということだ。致命的な忘れ物がなかったのがうれしい。むしろ、使わないものは削れそうな気がした。
- たとえばCW用パドルは、メーカー製移動用パドルじゃなくてよかった。今度からは荷物リストから外す。タクトスイッチを使った自作の簡易パドルでもそこそこ打てたので、こいつだけ持っていこう。
- 10mの電線をEFHWの給電部につなぐだけで14/28MHzには出られるようになった。しかし今日は相手がいなかった。定常的に応答を期待するなら、やっぱり7MHzに出られることを考慮すべき。*1
- しかし僕の最終目標は「14MHz SSB or CWでDX」なので、基本路線は確認できたといえる。同じコンフィギュレーションでリトライしたい。
- NanoVNAは有用。されど直射日光下では毎度画面が見えず困る。あと817も5W出しながら直射日光浴びると熱破壊起こしそうで怖い。これからのシーズンはそんなに暑く(熱く)はなるまいが、いずれにしろ遮光のケア必要。
- 外部電池BOXから817本体への電源の引き回し方は、要追加検証。
- 受信用のヘッドフォンは片耳でいい。
*1:コンディションが悪くても、VUにも出られればボウズを避けられる。バックアップで複数バンド出られることだいじ。