駄目社員はむの日記

USO800 certified.

How classy The Classie is! - 準備編(1)

モチベーションは、14.010MHz水晶。

デジットの店頭で100円@100pcsで放出された、14.010MHzの水晶。
確か以前から店頭在庫があったと記憶しているが、あまりに在庫持ち過ぎていたのだろう。2月頃店頭に現れて瞬殺した。僕も思わず買ってしまったが、何に使ったものか。
ラダーフィルタに使うか等、しばらく考え中だった。

まず、Classie CW transceiverとは?

ClassieというCWトランシーバーを見つけた。
The Classie - A Simple Class E Transceiver | Open Emitter
VE3MKCが設計し、英GQRP Clubが発行している機関誌SPRAT 144号に発表したものらしい。



んーシンプルにして実に素敵な回路だ。
これだけで、フルブレークインの(Pixie的)7MHz CWトランシーバーである。

  • 74HC74で14MHz台の水晶発振と2分周を行い、後段のアンプをドライブしている。*1
  • 終段はE級増幅器で高効率な増幅を行っている。
    • きっと、Class E (E級増幅器)と形容詞classyを掛けたカナダ流オヤジギャグしゃれた表現である。
  • しかもE級増幅+ミキサー(ダイレクトコンバージョン受信機)を回路共用させた”Class E RX”というミニマルな回路。
  • 亜種としてWSPR用トランシーバーも作られているらしい。A Classie WSPR Transceiver | Computer/Electronics Workbench

で、元の回路では14.060MHz水晶を使っているので、ちょうど先日入手した14.010MHz水晶がフィットしそうな予感。
もし分周して7005kHzあたりなら、国内局も聞いているだろうし、QRP運用にも向いてそうだしさ。
#基本波の値である14.010MHzで運用するよりは、相手が居そうな気もする。

*1:水晶の値使いにくけりゃ74HC74で二分周してハムバンドに入れちゃえ!というのはEMRFDからいただいたアイディアなのだろうか。