駄目社員はむの日記

USO800 certified.

移動運用用の同軸スリーブダイポールを考えていたが、結局仮設用ダイポールになった件(1)

仮設ダイポールになった。
結論からいうと、片側給電で、非接地型で、1本電線を引っ張りまわすだけでアンテナってのは、とっても楽。

  • FT-817移動セットとして作ってみた片側給電の同軸スリーブダイポールではあったが、結局帰省先の2Fベランダから20m引っ張ってみたら、動作した。
  • 中間点で6.3m竿で持ち上げたので、への字というか、非対称の逆Vアンテナみたいな設置方法ではあったが、ベランダの窓越しに置いた無線機に直で繋いだSDLBアンテナは、SWRも下がり、そこそこに低地上高フルサイズダイポール的な動作をしてくれた。
    • なにより、同軸を引っ張りまわさなくてよいうえに、大仰なアルミパイプの塊とならないのが極楽かつ安心。ベランダから1本電線を引き下ろすだけなのだ。
    • おまけに、同じエレメント端部からの給電でも、いわゆるEFHWと違って給電点でハイインピーダンスから同軸へと無理矢理変換するような給電ではないことが重要。あくまでもスリーブアンテナという名の、半波長ダイポールアンテナそのものなので、給電する端部付近に金属がある(今の環境がまさにそれ)場合でも、その部位は単なる電流節になり、給電インピーダンスが周囲の影響を受けにくい。
  • 問題なく50Wを給電できた。移動用として合格!

帰省先にあって、一番安全上良好で、同調する範囲が広く、迷惑のかからないアンテナ設置方法である予感がする。
#何しろ基本的な動作は、窓からただ引っ張り下ろしているだけのスローピングダイポールなのだから。