はじめに。1合炊きの飯ごうがない!
- 歴史的にも文化的にも、飯ごうはご飯を炊く最強のツールである。
- ど定番のアルミ製、兵式飯ごうは基本的に、フルスケール4合分の炊飯が可能だ。炊飯量を減らしても、中蓋すりきり1杯である2合。そんなに炊いても一気に食えない*1。2合より減らすと、おいしく炊けないばかりか火加減が非常に難しくなる。
- どうも自衛隊向けのハーフサイズ2合炊き(2型とか言うらしい)もあるらしいのだが、なぜだか市中に安いパチモンが出回る様子はない。
- 小型飯ごうという点では、フルステンレスでお高いのはどこかのアウトドアショップで見かけた*2が、余裕の5000円越えで、値段を一瞥しただけだった。
- 昨今アウトドア用1合炊きといえば「メスティンで作る」ってぇのが定番らしい。僕も実は白耳義在住時代に買ったメスティンっぽいのを持っているが、どうもそれで米ってのは、興が乗らないのだ。
だいたい、表面加工無しのベアのアルミじゃ、溶出してごはんがアルミ臭くなるだろうが
まず「ステンレスラーメンクッカー」(以下ラーメンクッカー)の話から。
そこで、以前から気になっていたキャプテンスタッグの570mlラーメンクッカーを導入し、1合の炊飯をトライしてみた。
というか数回トライして条件導出を試みて、一定の成果が得られたので、幣日記に記載しておく。
ご存知、キャプテンスタッグは三条にある金属調理器具屋・パール金属さんが運営するアウトドアブランドだ。
キャプテンスタッグは、アウトドア製品としては単価がお安く実用的が総じて高い、コスパの高さが魅力。けちけちでアウトドア遊びしたい我らの強い味方である。金属の食器や調理器具は、祖業だけあって日本(というか燕三条)で製造されており、作りはぴか一だ。
話を戻すと、同社が出すステンレス製のラーメンクッカー(小)。
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実売は税込1100円位。容量570mlと、サイズものすごく小さい。もち日本製。
正直言うと、本来の「ラーメンクッカーとしての実用性」は多少アレ。
なにしろ、カップヌードル(リフィルタイプ)に特化してて、形状はジャストサイズだ。リフィルをクッカーに移し替え、
ラーメンマークまで水を注いで沸かせば、カップヌードルの出来上がりである。
そのため、他のカップラーメンや袋麺をぶち込むのは困難。
大半のカップラーメンも移し替えて作ることはできない。繰り返すが、このラーメンクッカー、なみなみと満たしても容量は570ml=コップ一杯半にすぎないのだ。
#袋ラーメンは1/4に割ってぶち込もうとしても、見事あふれる。ラーメン用としていかがなものか。
で、その自称「ラーメンクッカー」だが
なぜか200/300/400/500mlの計量線が書かれているのが素晴らしい。
だいたいやね~(竹村健一先生)、普通200ml(コップ1杯にも満たない)なんて低容量の湯を沸かすなんて状況、あまり考えられないのではないだろうか。頭おかしい(ほめことば)
ある意味、キャプテンスタッグさんはラーメンクッカーと称しながらも、僕らユーザーに、炊飯など他用途に使ってもらう気満々なのかもしれない。
ならば、ライスクッカーになってもらおうではないか!!(続く)