駄目社員はむの日記

USO800 certified.

CAPTAIN STAGのラーメンクッカーで、1合炊き (2)

さてラーメンクッカーを、1合炊きの炊飯ツールとして最適化したい。

まとめを先に。

結論から先に申し上げると、ラーメンクッカーは1合炊きに適した調理器具だった。


ザックリとした手順はこんな感じ。

  • お米200mlを入れ、「ラーメンマーク」のラインまで水を加え、吸水。
  • 加熱直後に中火で一気に沸騰→とろ火で湯気を吐かせながらご飯に転化→内部の蒸気で米粒をふっくらにさせる。

よくあるアウトドアの炊飯方法と概ね同じだ。
なお僕が使用できる熱源は、家庭用のIHクッキングヒーターだ。適宜工夫して頂きたい。

具体的な手順。

  • よく洗って風乾させたラーメンクッカーに、200mlラインの高さまで米を入れる。1合=180mlなので1合強だ。
  • 1-2回米を研いで、水を捨てる。*1
  • 水を「ラーメンマーク」の高さまで入れる。メスアップである。

  • 1時間ほど静置。吸水したのを確認したら蓋をする。

  • IHヒーターの中火(うちのIHヒーターだと10段階の7)で一気に加熱すると、2分ほどで沸騰し、軽く吹きこぼれる(吹きこぼれは不可避)。いったん加熱を止める。

  • ヒーターを弱火(同、10段階の2)に設定し、加熱リスタート。注ぎ口から細い湯気が出続けながら吹きこぼれない火の強さを保ち、5分30秒ほど見守る。

  • 湯気が落ち着いたら、IHヒーターを止める。
  • 以降IHヒーターに乗っけたまま、ヒーターの余熱で10分間蒸らす。蒸らしていると次第にフタが押し上がる。*2

僕の環境では、反応時間吸水1hr+加熱17min30secで、製造完了。

外観検査。

蒸らし直後。

この通り、ご飯はふっくらつやつやに炊け、米粒は立つ。


反応釜内の位置によらず製品は均一であり、焦げ・芯・べちゃべちゃとも皆無。ステンレス製だけあって熱伝導性良好なのだろう。

#それにしても、パンパカパンにご飯が詰まってますな。

余談と宿題。

吸水時間を取るのがちょい面倒かもしれんが、上記の方法だと、1合を簡単かつおいしく炊ける。

  • 大体製造条件が導出された。まだ最適化は可能とは思われる。
  • 特に蒸らしの条件は、改善の余地があるのかも。
    • (飯ごうのように)ひっくり返してみるのは2度ほどテストしたが、あまり効果がない感触だった。ほか、上からプレスしたり、保温効果ありそうな布で覆ったりするのもあまりメリットが感じられなかった。
    • 現条件のように、IHヒーターの余熱でゆるやかに蒸らすのが簡単にして確実かもしれない。
  • ここで一つ、根本的な課題があることに気づいた。小腹が空いた程度では、カレーとかでもない限り、オッサンが1合強を平らげるのは苦しいのだ。その点において計画ミスだったのかもしれない。
    • すなわち、食いすぎ注意!*3

*1:このラーメンクッカー、注ぎ口の形状が良いせいだろう、気持ちよく水切りができる。

*2:つまり米200mlがご飯になると、わずかにこのクッカーで容量オーバーになる。

*3:炊飯器でご飯を炊くとなると、つい2合以上炊いてしまったりするので、あるだけ食っちゃう人には歯止めがかかっていいかもしれない(汗