大変ご無沙汰しております。HP200LXと申します。
老骨に鞭打って、久しぶりの登場である。
1MBものRAMを積み、フラッシュメモリによる10MBというあまりに広大な記憶領域を有するHP200LXが、現役にふっきすることになった。
ちなみにドイツ語版なので、キーボードはQWERTYではなくQWERTZ配列だ。メニューももちろんドイツ語であり、HelpがHilfeだし、終了時はMenu+Quit(Q)の代わりにMenu+Ende(E)を選ぶ必要がある。
#LXのメニュー操作に手が慣れたユーザーには地獄。
セッティング。
HP200LX → (10pin) F1015(クロス) (DSUB 9pinメス)→(オス)ジェンダーチェンジャー(オス)→(メス)232Cドーターボード→RasPi母艦
ラズパイ側は、シリアルログインできるようにする。
シリアルポートとシリアルコンソールをONにする。
Seeedのボードを挿したところで、特に新たにハードが認識されることはない。先述の通り、このRS232CボードはUARTの信号を引っ張ってきているに過ぎないので、ls /dev/se*とか打ち込むと
/dev/serial0 --> /dev/ttyAMA0
などと出るはずだ。
なお/dev/serial0は9600bpsがデフォルトだ。
200LX側のセッティング。
内蔵のDatacommを使う。
倍速改造をしていないうちの200LXだとそんなに通信速度は望めないので、9600bpsというのは都合が良い。
Einstellungen(通常のDatacommのメニューでは何になるのかは知らんけど・・・)を開き、9600bpsに設定。
キター!
一撃でログイン成功。いきなりコマンドラインでできる作業は200LXでできることになった。
ラズパイをHeadlessで使う分には、外部からコマンドを送り込むのが俄然やりやすい。