駄目社員はむの日記

USO800 certified.

いにしえのDOSマシンをテキスト書きマシンとして復活させるには

MS-DOSベースのノートやキーボードを搭載された小型マシンは、起動速い、動作キビキビ、キーボードでテキストをサクサク打てる、勝手にスリーブしてくれる・・・と実はテキスト読み書きするマシンとしてメリット満載。
90年代にPDA(personal data/digital assistant)と呼ばれたDOSマシンは、形を変え、現代でもモノクロのテキスト読み書き専用機=ポメラと称し命脈を保っているころを見ると、存在意義はあるのだ。
しかし、PDADOSマシンのたぐいをいまさら活用しようとする「や、どうやってファイルを出し入れするんだよ!」という根本的な問題にぶち当たる。

テキストファイルを「DOSマシン⇔今時のPC・モバイル環境」で双方向読み書きしたいが・・・

  • DOSマシン to 今時環境」 - DOSマシンでテキストを書いたところで、それがWindowsマシンに吸い出せる、ないしはクラウドに上がってくれないと、昨今は結局活用困難である。オフラインなただのメモになってしまう。言わば「チラシの裏」状態。
    • メモを書き起こした後、PCで吸い出し、テキスト貼り付けてWordやOutlookで編集、といったことはしたいところ。
    • オンラインメモ(マルチプラットフォームなテキストクラウド)たるEvernoteiOS Notesに上がってくれれば、なおうれし。Gmailのアドレスに放り込んでくれるんでもいい。
  • 好ましくは、「今時環境 to DOSマシン」もやりたいが、こっちこそ面倒なことこの上ない。
    • 昨今、大半のプラットフォームでは日本語テキストはUTF-8エンコードだ。SJISでもなければ、EUC・JISでもない。DOSマシン側への転送前後の作業が面倒なことこの上ない。改行コードが合わないことはないとは思うけど。
  • DOSマシンの多くは、PCMCIA TYPE IIやシリアル端子を持つ。しかし、この辺で昨今のPCとつないでファイルをやりとりするのはかなり困難だ。今日日、PC側でTYPEIIを読み書きする方法などそうは無かろう。SD to TYPE II変換がかろうじて市場あるらしいが、そこまでしますか。
    • HP200LX⇔ラズパイ間でシリアル通信」し、テキストを吸い出してGmailアドレスへメールを送信・・・とか、色々考えていたのだが、せっかく200LX上で書いても、テキストファイル転送のめんどくささはいかんともしがたい。テキスト読み書き程度のために、なんでそんなにまで苦労しなければならないのか・・・

潔く、DOSマシンで書いたテキストをiPhoneに吸い上げる方向(一方通行)でいこう。

そこで、画面からOCRで吸い上げることにする。

画面撮影→テキスト化するアプリは数あれど、無償の一太郎PadというのがOCR性能いいらしい。

HP200LXで書いたテキストをiPhoneのNotesに吸い出す。


とりあえずHP100LXでテキストを書いて

写真をぺちっと撮って、アプリ上でテキスト化したい部分を選択し

OCR実行。

さあ、メモに吐き出したまえ。



無事Notesに吐き出しました。

ということで

DOSマシン(HP200LX/100LXでもなんでも)でテキストを作成しても、苦も無くiOS上のテキストに持って行けますね。
日本語テキストのOCR能力は今後要検証。数百字ぐらいのテキストをLXなどでわらーと書き散らし、それを概ねそのままにNotesまで上げることは楽勝に出来そう。*1

おまけ


DOSモバ(MC-K1)の画面直で読みに行っても

これぐらいの認識率はある。

結論。

めんどくさいことは考えず、キーボード付きの古DOSマシンでパシパシとテキストを書き散らしておいて、iPhoneOCRしてNotes上に放り込むにかぎる。

*1:実のところ昨今は、GmailiOS Notesにまで上がっちまえば、マルチプラットフォームでどこへでも持って行ける様になりましたな。