駄目社員はむの日記

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初歩きはライトに - 山の辺の道&寄り道 (3)

纏向地域(従前)

纏向は大和政権初期の伝承地だからなのだろう、いろいろなものが残っている。

国技・相撲の発祥地とする相撲神社。


誰かが向かい合って取っ組み合いしたら相撲の原型じゃね?いや、野暮なことは言ってはいけない。日本初って言ったら日本初なのだ。垂仁天皇やぞ!

たぶん土俵装備。

徳勝龍えらい。

そしてその奥に、大兵主神社(だいひょうず-)。



後者は古道ウォーカーとて来たことある人は少なかろう。閑な境内にしばしたたずむ。
さて、そろそろ脱線はしまいにして、古道に戻ろうか。

道が整備され、大神神社の神域に近づく。三輪山である。

大神神社の神域に立ち入る。

今回は箸墓古墳はスルー。
「箸中」という地域は桧原神社(大神神社の主要な摂社でいちばん北側にある)のそばなのだが、そのまま過ぎる。また今度な。




檜原神社参拝。快晴の今日、境内から二上山ツインピークスが拝める。

そして、狭井神社。正午こえちまってた(oh)



毎度おなじみ、狭井神社
神体山たる三輪山登拝のゲートウェイとして機能しているのだが、今は正午で登拝受付は締め切り。
到着12時7分。惜しい!とは思ったが、今回のウォーキングはハードに行かずあちこちほっつき歩くポリシーなので、無念・・・でもない。次の機会に。

そして最重要の、大和国一之宮・大神神社



大神神社周辺はなおも初詣モードそのものだった。イモアライ。嫌なぐらいめっちゃ密だ。

新年早々大神(オオミワ)でオミクロンなクラスター(ミワクラ)を食らいたくはないので、群衆からさっさと離る。

大和川の海柘榴市(つばいち)地域に着く。


海石榴市の観音堂隣の休憩所で一服。
ここまで山の辺の道を南下してきて、三輪山の神域を抜けると、大和川にぶつかる。大和川は古代~中世の交易路であり、交通の要衝に海柘榴市という市が成立したという。


さて、ここで分かれ道。

大和川→初瀬川に沿って更に長谷寺を目指すか(+6km)」「大和川を渡り桜井駅でゴールするか」だ。
まだ足には余裕があったけれど、今日はハードモードはとことん避けるので、そのまま桜井駅に行くことにした。

忍坂(おっさか)への矢印も確認。


ああ、忍坂街道への道も桜井駅が起点だったもんな。
山の辺南下後、大和川から忍坂に向かい、忍坂街道で桜井駅に戻るのも一興ではあるな。いずれそのルートも歩いてみたい。


1320近鉄桜井駅到着し終了。

まとめ:寒いけど快い、歩き初めでした。

  • 山の辺の道は、関東における「高尾山」的な存在だ。基本的にライトなウォーキングコースで、年中老若男女が多数訪れ、行楽シーズンに至っては蟻のなんとか詣で状態になる。しかし高尾山に奥高尾の山々が存在する如く、山の辺の道にも寄り道ポイントがいっぱいある。幾度も歩いた山の辺、でも来るたびに新しい発見ができるのが楽しい。
  • 翌日にまったく足の疲れを残さぬ快適なウォーキングだったので結果オーライだ。今回は午前中ほっつき歩き過ぎたせいで、三輪山登拝を逃してしまったのがおしかったかな。
  • 天候に恵まれたこの日曜。早朝は零下の寒さに心が折れそうになったけれど、日が照り始めた9時ごろには体もコンディショニングを終えて以降は、温かなウォーキングだった。

今年も天気のいい週末は、街道・古道歩きを楽しもう。次の街道ウォークは、もう少しハードにしてもいいかな。