駄目社員はむの日記

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橿原・明日香西部、山裾の古墳群ウォーク (1)

はじめに:ずいぶん久しぶりの奈良ウォークだ。

1月はなんだかんだと歩きに行けず、実に一か月半ぶりのウォーキング。
今日は少し短めにして、古道歩きではないけれど、橿原市近辺で未踏の地域、行ったことあるけど心残りある場所などを拾いに行くウォーキングをしてみたいと思う。

1215、市尾駅下車。

そっかー高取町になるのかー(そっからか)。
湿度が高く、気温は3-4℃といったところ。
この辺りは雨上がり直後なのだろう。車のフロントガラスには雪かみぞれが積まれている。

市尾地域には、2つのメジャーな古墳があるという。そこからスタートだ。

まず市尾墓山古墳。


前方後円墳である。というかまんまな名前だ。見た目も「塚」って意匠だ。


墳頂に登ることができる。残念ながら石室にはかぎがかかっている。ぐぬぬ

続いて、市尾宮塚古墳。


村社・天満神社のバックヤードに位置する。神社の裏山が古墳って、奈良あるあるよね。というか神社の持ち物で触ってくれるなってことになってたからこそ現在まで存在できたのだろうけど


こちらは石室と石棺が公開。しかも人が近づくとランプが点灯するサービス付き(^^;



以降、高野街道(紀路)をゆく。

なおこのあたりは御所市のウォーキングマップ上の「掖上の道」にもあたるという。そうか、このへん御所の右隣だったか。
ご参考:掖上の道 MAP | 御所市

第1チェックポイント「岡宮天皇陵」。

はて、そんな天皇いたっけ?と思うのは仕方がない。追号された「草壁皇子」らしいのだ。
謀反おこした大津皇子のライバル、あと石川郎女をめぐっての・・・とか、あの辺りで古代の逸話が残る例の皇子である。皇子止まりでありながらわざわざ陵が設けられているあたり、怨恨やら災害やらがあって鎮めとけ!的な話なのかもしれない。




号の謳われていない神社に隣接し、崖にひっそり拝所がある。

いつもの筆跡ですね。

アナザー天皇陵?

イマイチはっきりしない道標に従って自信ないままに歩みを進める。


すると春日神社の境内に「東明神古墳」はあった。

「ここが草壁皇子のはかかもー」と記載ある。え、なんだって?
シレッと、先ほど訪れた拝所を全否定している記載であった。こ、古代のロマンよね!


そろそろ高取町から明日香村に入る。
高取町、掘り下げていくと見所もっとありそうだな。
(つづく)