駄目社員はむの日記

USO800 certified.

日がな一日宇陀宇陀して過ごしました(伊勢本街道→室生古道、逆ルート) (3)

1115ちょうど1時間室生寺にて過ごした。

室生寺宙域からこれにて失礼。素晴らしいお寺だった。

この辺は「カブの駅」という売りだし方もしてるのね。そういえばこの幟、奥の院にも立ってたな。
カブ乗りの方は是非。



石畳の道を登って室生山上公園(さんじょうこうえん)へ向かい、東海自然歩道に入る。

山上公園は、屋外アートなミュージアムでもあるので、道標も自然歩道純正の無骨なのと違ってオサレだ。

門森峠越え。



続いて、石畳とも悪路ともつかない道を行く。

「門森峠」はGoogle Mapで検索してもルートを教えてくれない。

室生古道を歩く場合に限り通れる、旧道の峠らしい。
実際歩いてみると、峠越えそのもの。ずっと悪路をアップヒル

散乱する苔むした石がイイカンジに荒れた感じをだし、古道歩きの気分を盛り上げるのはいいんだけど、コケで滑るので要注意。足元に気を使うぶん、普通のアップダウンより消耗する。*1
#前回経験したが、雨の翌日だとコース中に水が噴き出し余計不安全になる。


ひとしきり登ったら、あとは延々下り。

というか下りの方が長かった。川音はなごむ。

1245山道を抜け、一般道に出た。


東海自然歩道の入口」である。
ひとまず「室生古道」としてはほぼゴールだ。

オプショナルツアーは、室生ダムと大野寺。


ここから室生ダムまで0.7kmだという。




ダムマニアでもなんでもない僕だが、まだ時間も早いし気楽に行ってみることにした。結構な規模のダム湖

最後に大野寺と磨崖仏。



宇陀川に面した磨崖仏と、川が作り出した奇岩の風景。
加えて、宇陀川を挟んでトイメン側に建つ大野寺である。




境内から磨崖仏を見られるようつくられた空間配置は、なかなか。
ご参考:大野寺|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット|宇陀市|山の辺・飛鳥・橿原・宇陀エリア|神社・仏閣|神社・仏閣

まとめ。

やはり、室生古道は素晴らしかった。このルートは年に数度来てもいいと思う。

  • 川のせせらぎを聴きながら過ごす、この静かなウォーキングコースはよい。いい陽気で余計楽しめた。そしてなにより今回は、室生寺での学びもあった。榛原駅付近の神社も含め、宇陀市内の魅力ハイライトにもなる。「宇陀分」に飢えたら、このルートを歩くべし。

  • 明らかにこの行程、今回の「逆ルート」(榛原駅→仏隆寺→室生寺室生口大野駅)の方が前回より楽、というか快適だった。室生寺→室生口大野で、登りが短くて安全。加えて、体力的に余力がある間に室生寺に到達するので、丁寧に文化を楽しめてトータルでおいしい。*2

  • 室生古道のルート内で古道ウォーカーとすれ違ったのは、計7人。初春に来た時とは大違い(前回0人)である。紅葉シーズンがハイカーを室生の道へといざなうのだろう。
    • 室生寺周辺や、室生山上公園周辺は結構にぎわっていた。室生寺の観光客は多く、ガキが叫びながら走り回ってたりもするので、多少興が削がれる。
  • 今回はソールの分厚い靴を履き、雨天の翌日も避けた。石・苔・湧水に苦戦した前回の反省が活かせた。そのお陰か、翌日に足も疲れはあまり残さず、足裏の水膨れもない。
  • 夏の暑さは終わり、発汗も少ないため、水はあまり飲まなかった。板チョコ(ビター)も原形をとどめていた。
  • 紅葉はだいぶ進んだが、まだピークまでは1-2週間程要しそうだ。





さて、もう立冬だ。年内まだもう1-2回、古道歩きに行けるかな?

*1:コケたところで泥や苔にべチャーと倒れこむ程度で、岩場のような怖さはない。今時分は、春に来た時よりも苔の量が多くて足元危険。

*2:室生寺室生口大野駅間は5km余とはいえ、足元は悪く、リタイアするルートもない。室生寺時点で危険なサインが出たら、迷わずそこでギブアップすべき。