駄目社員はむの日記

USO800 certified.

我は湖の子(今日だけ) - 近江湖の辺の道を行く(2)

1020海津大崎着。


マキノ駅から4kmほどのウォーキングだった。たぶん岩礁なのだと思う。


遊覧船がここに停まるらしいが、現在休止中。



目の前まで水が来ている。ガキなら足をちゃぷちゃぷしたくなるだろう。

コンデジでパシャッとするだけで、そこらに魚がうようよしているのはすぐ撮れてしまう。


閑散とした湖岸に、釣り人たちが黙々と釣り糸を垂れていた。暑いのに、微動だにしない人々。ちゃんと生きてるか?

海津大崎すぐそばの大崎寺で、琵琶湖一望いてくる。



まだ午前中、足も元気。多少のアップダウンは厭わない。



展望台付きのお寺って、珍しくないですか。

以降は一路、南下。

竹生島を見ながら、ウォーク。
また4kmほど歩いてマキノサニービーチに戻り、イモ洗いのオートキャンプ場群を抜ける。

オートキャンプ場はほぼ全区画埋まりきっていた。

平和な方々は、おそろしくギュウギュウ詰めで愉快な夜をお楽しみになられたことと思う。12時がチェックアウトのなのだろうか、ちょうど撤収のお時間。

もちろん開放的な一夜を過ごした人々は、撤収中もノーマスクが大半。辺りには瘴気が漂っていると思っていて正解。
こちらは、マスクに手をやり警戒しながら腐海の底を歩くナウシカの気持ちだ。

さっさと失礼。

12時少し前、井川尻橋を渡る。


淡々と湖畔を歩く。



1215 旧マキノ町から、旧今津町側に入る。標識は少ないが、一本道の舗道歩きなので問題ない。
湖畔の松林が直射日光から守ってくれる。
湖の風景に飽きてくる。しかしマインドセットを変えると、湖畔歩きって、欧州のバカンス的ではなかろうか。
#や、ここは避暑地じゃないけどな・・・

しかし湖畔に視線を移すと

そこかしこで、陽キャでウェーイな方々が大グループで火を囲みウェーイウェーイしている。
湖水浴サイトや公園でもなさげな所に四駆で突入し、占領した気分になってバカ騒ぎしている集団は数えきれない。「BBQ禁止」とあれほどそこらじゅうに書かれまくっていても、日差しを避け一服しようと立ち寄った湖畔の東屋は、テーブルにひどい焼け跡が残り、焼肉臭かった。
あと、水上ボートなどのマリンスポーツ(笑)もウェーイがウェーイするのに一役買っている。
カネがあるウェーイは、ウェーイどうしノーマスクでウェーイして、肺ウェーイしちまえばいいよ。

今津浜もイモ洗い状態だった。

公設の駐車場閉鎖した効果ないんじゃないですかね。
というかマリンスポーツ関係とかの駐車場は遠慮なくオープンしてる上に、道端や適当な空き地・芝生に強引に車止めてやがるし。

1345近江今津駅が近づいてきた。


まだ2時前。
日頃ならもう一駅分は足を延ばすところ。本日は不調と暑さでギブアップ。



一応最低限の目的は達したものの、若干リタイアしたような気分で、観光船乗り場から駅へと向かったのだった。
いや、危険な暑さだった。

マトメ:趣向を変えて、湖畔歩きをしてみた。

  • コースアウトのリスクはほぼ皆無。
  • なにより、道中見どころが特にないのがつらい。湖畔と松林、あとお目汚しでしかないウェーイ連中以外、視界に入らない。古道歩きと違って、時々古刹に出会えたりするわけではない。退屈なのだ。
  • 当日が灼熱地獄だったので、時間を余計に食った。そこそこ涼しければ3時間もあれば踏破できそうなコースだった。
  • 道はほぼ舗道。靴はウォーキングシューズがよい。
  • 冷い飲み物は道中で調達可能。水はすこし持った方がいい程度。食料をたんまり持って行く必要もない。

自分にはなじみの薄い、湖畔ウォーク。まあそれ自体は悪くないものだと感じた。
とはいえ水辺に集う、欲望のまま好き放題・ルール破り放題な「ヒト科の類縁」の群れにはただただ辟易した。「彼ら」とわれら人類は、一体いつ頃分岐したのだろう。進化人類学に思いをはせるウォーキングであった。


気が向いたらまた来ようぜ、ウェーイ!(挨拶