はじめに
ことアウトドアに関し、オサーカのすてきなのは、山や道を歩くネタに事欠かないことだ。
1-2時間も移動すれば本格的な山道や古道にたどりつけてしまう。
極楽橋駅の、小さな小さな出入口を通り、おそとに出る。
南海のビジネス上都合の悪い(=ケーブルカーに乗ってくれない)客のために用意してやる出口など、しょぼいものである。実にわかりやすい。
極楽橋をわたり、京大阪道不動坂を登り始める。
京大坂道不動坂を歩く。
地味な入口に立つ。
コンクリの道を歩き出す。雨の翌日に来ると滑りそうな道だ。
歩き出して途端にケーブルカーの軌道のそばを通る。ケーブルカーを利用しないわれら貧民を煽っているのだろうか、なにやら財力の差を思い知らされる。
不動坂には、新ルート(コンクリで整備された道)と旧ルート(山道)がある。
前者が今や行楽ウォーキングのメインルートになっているが、古道はもちろん旧ルート。完全な形で現存してるわけではないが、登山道らしい気分を味わえる。
冗談きついぜいろはすー
いろは坂の分岐点を見つける。旧道だ。
心と足の準備ができぬままに、いきなりウォーキングがトレッキングへと変わる。
山道だったり、杉の根が複雑に露出していたり、杉木立の中を歩いたり。時々風景がパッと開けることも魅力。これこそ歩いて登るうれしさ。
それより上は通行止め。
舗道に戻るとすぐに標識。
また山道に戻れる・・・と思いきや、間伐作業に伴い通行止め。
こういうときには、沸き立つ冒険気分をぐっと抑える。プロがNGと言うことには素直に従うべき。本人は冒険のつもりだが、実際は単なる暴挙であり、代償を払うのは自分自身だ。
#スキーや遊泳でDQNの川流れする、お約束のパターンだ。