駄目社員はむの日記

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桜なき吉野、宮滝、そして芋峠 (2) 吉野川~芋峠~奥明日香

しばらく吉野川南岸に沿って集落を歩く。

吉野と言えば・・・LeafのRoutesも吉野が舞台じゃなかったか?

そのうちに、巨大な貯木場に行き当たる。ああ、吉野杉ですね。

妹背大橋を渡り北岸側へ。




さらに西に向かい、芋峠へ向かう道を探すも・・・行き過ぎた模様。吉野川に千股川という川が合流する場所があるはずなんだが。

正午ごろ。期せずして吉野町役場の前を歩くことになりつつ、元ルートに復帰。

岸信介書とある。

芋峠へ向かうルートにようやく至った模様。


この道はわからんわ・・・千股川に沿って県道15号線舗道歩き。

本日のように吉野川から北上する場合、千股川が常に舗道の右側を流れています。

ようやくキミ(標識)に合えた。

本日のメインエベント「古道 芋峠」越え。

#芋峠なのか芋ヶ峠なのか。
1250、古道芋峠の標識を見つけた。どうやらただの舗道歩きでは済まないらしい。
解説の看板によると、県道ではなくこのルートこそが持統帝の行幸とされるそうだ。行っとく?
ご参考:芋ヶ峠 - Wikipedia



奈良の道を歩く系の本では「県道をそのまま歩く」よう紹介されている。
しかし古道のルートがあるのに、みすみすスルーするのはもったいないだろう。

川のせせらぎとともに歩く。


カラーコーンやコンクリの舗道がある場所もあったりして、微妙に古道らしからぬ雰囲気もある。延々登り。
ずっと無人のコンクリな林道を歩く。室生古道における室生寺~仏隆寺間ルートに雰囲気が近い。



一部残土をぶちまけたような箇所もあって残念。古道として保全されていないってそういうことさ。



後半は、苔むす道が続く。杉の枝葉の散乱もけた違いに多い。
ラストの登りは道と言い難い道で、かなりヘビーだったぞ。持統天皇は御輿で越えてるだろ絶対。ジトーちゃん、これ歩きムリやでー。

1330古道芋峠踏破。県道に復帰。


峠の頂上を過ぎると、ほどなく高取町に入った。ムム、高取城ってどこかで聞いたことあるぞ?



なあこれ、対面通行ギリだけど、立派に県道なんだぜ?
ご参考:奈良県道15号桜井明日香吉野線 - Wikipedia

小峠も待っていた。

この辺から、村として日本屈指の集客力を誇る明日香村に入るようだ。

そして県道15号で再び分岐コース。
「古道 小峠」もあるってかい。聞いてないよ・・・いや、ならば行くしかあるまい?

坂はユルいが歩きにくい。


小峠は落葉樹の枯葉が分厚く積まれている。
杉の枝ばかりが散乱していた芋峠とは、植生がどこかで分かれているのだろう。

腐葉土に良さそうな枯葉だ。誰も掃除していないと見えて、枯葉が分厚く積まれており足元が怖い。

小峠はまあ、芋峠に比べれば踏破は楽勝だった。ジトーちゃん、こっちぐらいなら歩けたやろー?



小峠を出でて、奥明日香の集落に至る。
あとは、古代ロマンと里山を楽しめばいいんじゃないかな(続く)