まあ実用性は認められるようなので、もう少し投資してやるとする。
入手したJST-135にはクリスタルフィルターのオプションは入っていなかった。しかしJST-135の2nd IFは455kHzと標準的なので、他社のクリスタルフィルターでも挿さるはず。
#どこかでケンウッドのフィルターも挿さるとかいう記事を読んだ。
実家に置いてあるパーツ取りIC-760から455kHz SSBフィルター(FL-44A)、CWフィルター(FL-52A)を引っぺがしてきたので、それを実装してみよう。
実装。
とりあえず、JRCのリグといえば、プラグインユニットな訳です。
で、フィルターを挿してみると、固定ネジ位置は合うんだけど、端子の位置が合わない。
高さに余裕があれば変換基板でも作ってやりたいところなんだけど、プラグインユニットのため高さの制限が厳しい。仕方がないから基板からすずメッキ線を出して、無理矢理つないでしまった。
#上からCWオプション, SSBオプション, SSBのオリジナルメカフィルです。
フィルターを挿した後は、オプションフィルターのどちらが何用かを、リグ側でソフトウェア的に設定する必要がある。
FUNC + MEMORYキーで設定を開き、もちろんFL-44AがSSB用、42AがCW用に設定しておく。
WIDTH切り替えをいじると、ちゃんとCWにNARROW、SSBにWIDEが設定されていた。
使ってみる。
フィルターの効きは、さすがICOM盛期を支えたリグだけあり、CW, SSBともに良好。
CWは500Hzながらよくサイドが切れるクリスタルフィルターに満足。SSBはメカフィルとクリスタルフィルターの音色の違いがなかなか面白い。シェープファクターの違いを聴感的に感じることができる。
CWの受信音は、IFが少ないお陰か、トーンが生々しい。
SSBでもクリスタルフィルターにするとシェープファクターのおかげか切れがS/Nがよい、低域が出る反面、受信音の穏やかさでは内蔵メカフィルが心地良い。混信が少ない中強いシグナルを聞くならメカフィル、混信の中シビアな信号を聞き分けるにはXFがいいかな。
しばらく使ってみて
SSB/CWフィルターを搭載したJST-135の感触に慣れてきた。これは大した受信部だ。
受信部は静かで、聴感的S/Nはかなり高く、ダイナミックレンジも広く、音質も絶品。使いづらさを補って余りある。
というかCWとか聞くと、IC-750Aにくらべると受信音が穏やか過ぎて、真剣に戦闘モードに入れないぞ。
#トリプルコンバージョンなんていらなかったんや・・・
課題