くらいところだとちょっとかっこいいです。
ICOM IC-731S。1980年代半ば頃のHF機。10W機です。
ざっとチェックしてみたところ
- 状態は、年代の割には外観が比較的良好。内部に錆が見られず、外装に傷も少なく、通称カンガルーポケットも壊れていない。
- CWフィルターは入ってない。当然オプションのエレキーも入っていない。
- PBTのセンター(デテントで引っかかる位置)がずれている。これはオシレータをいじれば直るはず。
- 直後、10, 14MHzが完全にdeafで、PLLアンロックかなと思ったら、通電するにつけとりあえず動くようになった。
- VFOダイアルの動きが際どいときがある。VFOノブを時計回りに回しても追従しないときがある模様。おそらくロータリーエンコーダの読み出ししてるフォトトランジスタ周りあたりが腐っているんだと思うが、これも通電するにつけ動き出す。
後二者は、根本的な解決にはなってないので、いずれ対策を考えよう。
アンテナを繋いでみる。
14MHzのダイポールを繋いでみる。そこそこに、受信できているようだ。
- 感度は経年変化を差し引いてもぼちぼち。プリアンプONで、うちのメイン機IC-760よりもSで1-2落ちって所。おそらく受信感度はもう少し上がると思うのだが。外観の妙な綺麗さが物語るように、強入力によるダイオードスイッチやフロントエンドの経たりは、あんまり感じられない。
- それにしても、なるほど確かに受信のフィーリングはいい。AGCのかかり方、多信号特性の良好さはさすが古典の名機731というところか。パイルアップ*1を聞いていても、快活でにじみのない信号がここちよい。
- CWフィルターがないのが、CWオペレーションに使うにはちょっとさびしい。こっちの7/14MHz CWの喧騒には、フィルター無しでは耐えられない。PBTで狭めて使えないことはないけど、セラフィル(455kHz)とクリスタルフィルター(9MHz)の重ねあわせによるPBTはあんまり実用的じゃないなぁ。*2
- 出力は20Wぐらい。前のユーザーが改造してたのかな(汗