モレンベークという地域を過ぎる。
在欧以外の日本人で「モレンベーク」と聞いてピンとくる人は、それなりにニュース通かもしれない。
なにしろここらあたりが、ISによるパリの同時多発テロが行われたとき、実行犯の温床になったことで知られる、「移民だらけで最悪な地域」だからある。
しかし、今日は心を鬼にして歩く。なにしろ、食って・移動して・ミーティングして・睡眠時間削ってPCに向かう・・・という不健康生活を一週間続けているのである。今日ぐらい心閑かに散歩したい。

そっちにカメラを向ける気にはならない。アーモンドの木が咲いているのを撮ったら直ぐ歩き出す。
ブラッセルで春を告げる木といえば、コブシ、からのアーモンドだ。アーモンドはバラ科サクラ属だけあって、日本人が春に見つけると桜と見間違う。
グリーンベルトを歩いていくと、ブリュッセルの「バジリカ」。



アールデコ様式な巨大建造物、というか教会である。
ここはBasilique(バチカンから特権が付与された大教会)の方であり、Cathédrale(司教座の聖堂)ではない。*1
今日の目的地は、電子部品屋「ELAK」(エラック)。

ブラッセルに今も残る、電子部品屋の一つだ。*2
まだちゃんと電子部品屋さんしてくれててうれしかった。




部品のほかに工具・ケース・ハンダ・マイコン、CB機と、ドストレートなハードウェアがいっぱい置いてある。
たぶん15年ぶりぐらいに来た。僕がいたころはブラッセルのもっと市内中心部そばにあったのだが、移転してだいぶ外れに行ってしまった。

パーツが袋入りでごちゃごちゃとつってあるのがとてもうれしい。


水晶やらフィリップス社製フィルムコンのジャンクやら、燃える。
- 僕はというと、唯一のアジア人客がジャンクパーツのコーナーでガサゴソやりながらウヒョーってなっている時点で店内で異質な存在である。
- 悪乗りで、「ドゥーエセセー(2SC)のトランジスタあるー?」などと店員に聞いてみたが、「商社がもし持っていたら取り寄せられる、在庫はない」との返答だった。
- 昔の店舗と同じで、半導体は後ろの棚から出すスタイルのようだ。会計しながら、「町中にELAKがあったころには時々来てたんだぜ」などと、店員とインチョキフランス語会話。
1320ホテル帰着。
治安悪い地域を通り無駄につかれはしたが、ウォーキングは気晴らしの意味でも必要だった。

