駄目社員はむの日記

USO800 certified.

14MHz帯用ピーク可変バンドパスフィルターを作る (2)

準備とパーツ集め。

  • バリコン - そんなわけで、最重要パーツであるバリコンは、千石電商で投げ売りされていた30pF x 2連(バタフライバリコン)を用いた。
  • コイルは1.0uH程度。となればトロイダルコアを用いずともそこそこの値が得られるはずだ。
    • 経験的に、空芯コイルでは密巻10mmφ位x14T程度。ためしに空芯コイル10mmφ 16Tを巻いたところ、1.33uH@100kHz(秋月LCRメータ)だった。
    • アミドンのトロイダルコアを使う場合、ド定番なT68-2(赤)なら、僕の経験では13~14Tぐらいだ。Toroid kingのサイトで計算したら、やはり13.2T@14.2MHzと出た。
    • 2材(赤)は<10MHzとローバンド向き。14MHz帯では、6材(黄)(T68-6)の方が同じ径なら高Qが得られるだろう。けど、手持ちがないのでまあご愛敬だ。


  • ケースは、弊日記に毎度登場の小プロジェクト用金属ケース・摂津金属SB-2・・・ではなく、今回、加賀金属のFB-31。か、勘違いしないでよねっ、たまたまよ、たまたま!別に千石電商で投げ売りしてた小型ケースの使い所に困ってたからじゃないんだからっ!

ご参考: http://kagametal.my.coocan.jp/img/pdf/fj.pdf

作り始める。


まずバリコン取付、次いで生基板取付。

まず空芯コイルで試してみると、シャープなBPF特性はそこそこに得られた。
しかし、バリコンを動かしていくと、途中の容量ではバンドパス特性のピークが真っ二つに分かれる。これは嫌な感じだ。コイルの形状をあれこれいじってみても直らない。
うう、空芯コイルを再現性よく作るの、難しいのう。