駄目社員はむの日記

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ぼくのかんがえたさいきょうの室生古道(っぽいの)を歩く(1)

はじめに:そろそろ室生古道を歩きたくなったんだが。

奈良の古道をたびたび歩いているが、特に山の辺の道・室生古道・葛城古道は、1日で歩く上で距離・見所・アクセスのバランスが非常に良い。しかし度々まったく同じルートでは「これ見た」「それも観た」になっちゃうところもあり、ちょっとバリエーションをくわえたいのも確か。
というわけで今回は、室生古道にいろいろオプショナルツアーをくっつけてみた。
百式のメガバズーカランチャーの様に、見掛け倒しのへっぽこでないことを祈るばかりだ。



今回大いにお世話になったのは、宇陀市の公式ページにあるハイキングマップだ。
宇陀市/ハイキング
もちろん「宇陀市といえば室生古道」が中心となってしまうわけだが、とても参考になるバリエーションが詳述されている。
というか、よくある「奈良を歩く」的な本には、宇陀市は室生古道、せいぜい宇陀松山で打ち止めで、もはやこれ以上参考にならないのだ。

榛原駅の南口を出る。

南口を背に、宇陀川に向かい、渡る。

ここで左に行けば墨坂神社だが、今日は右。

少し歩くと、宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)。



拝殿はシンプルなのだが、神域はやたら広く、地元の信仰を相応に集め続けてきたことがうかがえる。

ご参考:宇太水分神社 - Wikipedia
え、本殿は国宝だと?
そういえば、吉野の水分神社は、吉野一通り回った際に行ったな。

更に南下。




農道を歩いていくと、登山口に到達。

第1チェックポイント「伊那佐山と都賀那岐神社」。

なぜかよくわからないが、伊那佐山(いなさやま)という山に登ることにした。



整備され過ぎてて少々興は乗らないが、ウォームアップにはちょうどいい。

頂上と、あとその付近に鎮座する都賀那岐神社。たぶん「つがなき」でいいはずだ。
ご参考:都賀那岐神社 – 八咫烏神社

下山は時折エグい急坂で、結構登山していた。




下山してからは農道や林道っぽい道をしばらく歩く。




朽ちかけたおうちの庭先で、人知れず咲き誇る八重の桜を愛でる。家主は御健在なのだろうか。
(つづく)