駄目社員はむの日記

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はなももみぢもなかりけり(計画通り) - 吉野を歩き尽くす(3)

ここから宮滝へ向かいたいのだが、近くて遠い。


川上村からは、国道169号線を行けば宮滝に行けるという。
ただ、うーんトンネルを通るのよね。徒歩のトンネルいやだなぁ。しかしこの道を回避すると物凄い遠回りになる。

しぶしぶ五社トンネルの側道を歩く。全長1.4km。薄暗い中、あちこち水が吹き出ていてドキドキだ。
サーチライトを持ってこなかったので、iPhone白色LEDで、念のため自己存在証明。

トンネルを抜けると、吉野町だった。



さらに169号を歩き、中山トンネルを抜けたら、吉野川とご対面。なぜか「帰ってきたー」という不思議な気分。

1410 宮滝に達する。


宮滝は、清流・吉野川随一の見所だ。


この辺りの小川が吉野川に合流し、浸食がなした奇岩が不思議な風景を創る一帯を「宮滝」と称するそうだ。*1

象の小川(きさ-)に沿って歩く。


吉野町でも、喜佐谷という地域を歩く。
万葉集にも詠われた「象の小川」という小川を囲む地域だ。
#現在の正式名称は喜佐谷川だとか。象の谷(きさのたに)なのだろう。

吉野駅に近づく方向(南下)へと、黙して歩く。



象の小川にかかる橋をわたって参拝する、という素敵エクスペリエンスが楽しめる「桜木神社」。
神社を過ぎて少しすると、再び山道に戻る。



ここは6月に訪れた時も楽しめた素敵ハイキングルート。
しかし前回とは逆ルートのため、登りが続く。山の日没は早い。秋も後半、山中は15時を過ぎ早くも暗くなり始めている。

山中で、象の小川の風景を愉しむ。


清流で、遠くからみても魚影がちょいちょい見える。


しかし一番の見所は「高滝」で間違いなかろう。

これは素敵。前回は先を(芋峠へ向かうべく)急ぐからと一瞥で済まてしまったが、滝つぼのそばまで寄る道が整備されているのでオススメ。

以降は登り一辺倒。



ラストに取っておくミッションとしては不適切だった。
足しんどい。日没コールドは近く気が急く。


この辺りの最高点まで出た。

戻ってきちゃった(てへっ)

峠のピークを抜け、整備された登山道を下ると・・・如意輪寺の裏山門だった。

まさかの一日二回、同じ参道下り。
もしここに通勤したら心身ともに健康になれそうだよ・・・
(もうちょいつづく)

*1:滝を称していても、特定の瀑布があるわけではない。