駄目社員はむの日記

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背負子ではじめる、徒歩移動モービル (Shoiko Pedestrian Mobile) (1) はじめに

背負子で移動運用したくなった(唐突)

日本の伝統的な荷物キャリア・背負子。
リュックの多機能化に伴い、長期間登山や荷物運搬に使われてきた背負子は、今や滅びゆく存在なのかもしれない。
しかし、それを使って移動運用したいと最近思い至ったのである。

Pedestrian Mobileとは。

歩きながら運用、ないしは歩いて移動してその荷物だけで運用することをpedestrian mobile(ペデストリアン・モバイル)と称するらしい。
VUHFのハンディ機を持ち歩くのでもpedestrian mobile該当するのだろうけど、普通は移動先から短波で長距離の交信を狙う人々だ。
僕は数年前にUKのpedestrian mobileのguru的なお方に14MHz SSB、かつQRPで呼ばれて、スゲーと思っていたのだ。たいていはカートかバックパックで持ち歩き現地で展開している模様。
ご参考:
” HF Pedestrian Mobile” Beginnings – G4AKC – HF Pedestrian and Bicycle Mobile
HF Pedestrian Mobile with Peter VK3YE - YouTube

まず用意したのが、エバニューのグリーンボーンという背負子。


エバニューは、キャリーボーンという背負子のシリーズを長期間市場に供給し続けてきている。
少々お高いが、作りはがっちりしている。本格登山や山小屋への担ぎ上げ、釣具一式、あと放送機材の運搬などでも定番。色ごとに特徴があり、グリーンボーン、シルバーボーン、オレンジボーンなどがラインアップ。
ご参考:EVERNEWのキャリーボーンシリーズ


自分にとってグリーンボーンは思い出深い。
背負子を背負うと、これにFPU縛り付けて、マイク片手にラジオ中継バイトしてた極貧学生時代を思い出さずにはいられない。
元々稲葉山城への荷物運搬用に買っておいてたのだが、このたび持ち帰ってきた。

準備。

  • 無線機 - もちろんFT-817NDだ。CWFとTCXOが入っている。電池は後々外部から12V駆動にしたいが、ひとまず内部の充電池ではじめてみる。
  • ツールケース - 無線機を安全に運ぶケースが欲しい。もともとFT-891を持ち歩くために買ったTRUSCO TAK-13Mを使う。
  • アンテナはおいおい。