駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ENGINEER社ネジザウルスシリーズ、用途別の使い分けの話。

先日、デジットでENGINEERフェアがあった。

おかげで、愛用しているネジザウルスのラインアップが期せずして増えちまった。ありがてぇ・・・



ネジザウルスの「固着したネジやナットを無理矢理外す」機能は、どのタイプも感動的なレベルで有用である。そこらのペンチにもう戻れない。
ご参考:ネジザウルス | プロフェッショナル用工具メーカーのエンジニア|株式会社エンジニア
僕の場合、無線機のレストアや、雨ざらしな無線用アンテナまわりで整備をしてる時に、とっても頼りになる。
ここ数年は、固着しててネジ頭がなめることが予想されるネジに対しては、プラスドライバーでのトライアルを飛ばし、最初からネジの直上よりガシィとネジザウルスを当てるようになった。

ネジザウルスの使い分け、だいたいこんな感じ。

  1. PZ-55が中型ネジ用(ネジ頭径3-8mmΦ、初代ネジザウルス)(左端)
  2. PZ-60がラジオペンチ・先細・小型ネジ特化タイプ(同2-5.5mmΦ、ネジザウルスZ)(右端)
  3. PZ-59がパワフル・大型ネジ向け(同3-15mmΦ、ネジザウルスRX)(左から2番目)

以上3本で、たいていの状況に対応できている。

  1. 固着したネジに遭遇した場合、まずはPZ-55を当ててみる。こいつはケレン味のない単機能タイプ。
  2. 敵がナベネジで、周辺に遮るものが少ない場所で、M3~M4位のネジ頭とかならば、PZ-55でいきなり解決するはずだ。先発の絶対的エース、これぞ専用工具って感じ。
  3. PZ-55で駄目そうならリリーフは、①大きめのナット・ネジ頭(M4~M8)、ひどい固着に対してはPZ-59、②小さなネジ頭(M3以下)や、狭い周辺環境に対しPZ-60をトライする感じ。
    • 例えば、アンテナ関係のM4以上なボルト・ナットをこじ開けるにはPZ-59、シャーシ内でPCBを固定するネジ頭にはPZ-60がいい。

余談。

  • PZ-57(ネジ頭径2-3.5mmΦ、ネジザウルスM2)はミニラジオペンチ相当のサイズなので、「小さな基板・パーツが密集している基板・周囲を傷つけそうな場面で使うのにいいのでは!」などと期待したのだが、僕の環境では実際のところ驚くほど使わなかった。
    • たぶん僕の場合、超小型のネジが固着するという場面があまりないからなのだろう。同等の径であればPZ-60の先で噛みこめるしね。
    • というかPZ-57はたしかに持ってるはずなのに、あまりに使ってないもんだから、今日写真撮影しようと思ったのに見つからなかったんだよ(汗
  • ネジザウルスをもし「1本だけ持つ」のであれば、ほぼ標準ラジペンのサイズで、ニッパー機能まで付いてて汎用性の高いPZ-58(同3-9.5mmΦ、ネジザウルスGT)(右から2番目のピンクの)が無難。
    • ただPZ-58はバネつきなので、ネジ頭に噛み込ませる本来用途だけに使う向きには、好みが別れるところかも。



ん・・・ネジザウルスコレクターじゃないんだからね?かんちがいしないでよね!