駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ラジオレコーダーRF-DR100を買った。

今更ながらラジオレコーダーを買った。パナソニックのRF-DR100っての。

予約録音タイマーを仕掛けまくり、AM/FMラジオを大容量なフラッシュメモリに録音し倒す「ラジオレコーダー」。たぶん2011年ごろにソニーがICZ-R50を出したのがその走りで、その後各社が追従した。
欲しい人が大体買ってしまったせいかその後妙にお高い値段になり(高級路線?)、また録音したコンテンツを持ち出せる小型機(おそらくは主に語学学習用)へと進化してしまって、シンプルな据置型を求める自分のスコープからズレていた。
なお元祖であるICZ-R50の系譜はICZ-R51でいったん途絶え、現行ではICZ-R260TVというワイドFM+ワンセグ(音声)までも受かる謎ラジオに進化しているようだ。


今回たまたまパナの得意技であるパクリ商品同ジャンルのレコーダーが安く売っていた(1万以下)ので買ってしまった。結構満足している。

機能概要

  • AM/FM(2012年発売なのでワイドなし)の放送帯を、32kbps(モノラル)~192kbps(ステレオ)のMP3で録音できる。
    • リニアPCMでは録音できないが、高音質を求めなければ問題なかろう*1
    • FMラジオを録るのであれば、192kbpsステレオで十分な音質と感じる。
  • 本体内蔵フラッシュメモリは4GBとちょいと心もとないが、最大32GBものSDメモリを挿せるので、広大な容量に膨大な録音が可能。
    • ただしタイマー録音ファイル格納用の20個のフォルダそれぞれ99ファイルしか保存できないので、時々バックアップせざるを得ない。毎日同じフォルダに1番組ずつ録音すると3か月でいっぱいになる。*2
    • なので現実的にはSDメモリは8GBもあれば十分なのかも。
  • 松下伝統のジャイロアンテナ内蔵。どことなく懐かしい、昔の短波ラジオ風デザイン。AMループアンテナをつなげることもできる。
  • 電源内蔵。ACはメガネケーブルを挿す(ACアダプタではない)。据置型としてはこの方が引き回しが楽。
    • リアパネルにACケーブルを挿す必要があるため、本体を壁に立てかけるような設置はできない(後部に空間必要)。

ラジオとしては?

  • 感度はほどほど。AM・FMとも、ラジオとしては、短波ラジオに比べると感度がもう一歩足りない。
    • FMステレオのホワイトノイズは、弱電界地域だと気になるかも。もう1段高周波増幅が欲しい感じ。
    • AM受信では、スイッチング電源を内蔵しているせいか機器の内部ノイズが気になる時がある。ジャイロアンテナをまわすことでノイズから逃れられる場合がある(強電界地域なら問題ない)。
  • EMIにすこし弱い。
    • ラジオレコーダーと同じACタップにスイッチング電源が挿さってるとノイズが乗りやすい。必要に応じクランプフィルタ―(パッチンコア)を数回通しておいた方がいいかも。

録音再生・タイマー予約などのインターフェース

  • UIは、正直言うといまいち(実害ないレベルだが)。
    • 設定をいじる時は↑↓キーの操作のみ。せっかくクリッカブルなロータリーエンコーダが2つ(ボリュームと選局)ついているんだから、それを使えばいいのに。
  • MP3に、放送情報の記録があまりされない(後で整理しにくい)。
    • 録音されたファイル名には最低限いつどこの周波数で録音したかは書かれるが、番組名などを事前に登録して記録しておくことまではできない。
    • カレンダーから過去の録音は探せるのは〇。
  • 長時間連続録音のファイルを聞く場合、時間を飛ばす操作がかったるい。時間サーチしにくい。
  • 1ファイルに対してサブトラックとしてインデックスを36か所までつけられるが、インデックスの消去は「全消去」しかできない。アホだ。

最後に

  • 文句ばっかり書いているように見えるかもしれないが、1か月あまり使って、1万円のラジオ録音機としては十分満足している。
  • おりしも本日、「今日は一日ケルト音楽三昧」。長時間録音はお任せよ?

*1:値段的にオーディオ的な音質を求める代物じゃそもそもないので

*2:15分毎日放送、みたいなのはしょっちゅうバックアップが必要になる。週1回30分ぐらいの番組を録るなら一年以上録りっぱなしに出来ますな