駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ラジオレコーダー2号機 「ICZ-R51」(1) 調達編。

今更ながらソニーICZ-R51を中古で買った。

ラジオレコーダーとしては、うちには既にパナソニックRF-DR100が稼働しており、それも日々極度な高稼働である。ラジオを録りまくっている(NHK R1/R2/FM)。

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このICZ-R51、そしてその先代ICZ-R50は発売当初2万ぐらいして「うわ高ぇ」と思ったものだ。価格がこなれてからも概ね15000円位で売られていた印象。単なるラジオと思うと高い。明らかに、20予約プログラムでルーチンで録りまくるガチ勢向けハードだ。
最近は中古価格も下がったし、昔の録音機と違って可動部がないのでそうぶっ壊れるものでもない。買い時だと思った。実売5000円。そんな訳で、DR100があるというのにもう一台買ってみることにした。
ご参考:
ICZ-R51 | ICレコーダー/集音器 | ソニー
試用レポート: SONY ポータブルラジオレコーダー ICZ-R51

サイズ比較。

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カセットテープ録音が可能な謎短波ラジオICF-SW1000Tより、ひと回り大きい(←まったく参考にならない)

ラジオとしてのICZ-R51

  • 全体的にコンパクトで、単3アルカリかNi-MHが使用可能。つまりeneloop x4でいい。外部電源としては5V ACアダプタ駆動。
  • AM/FMラジオとして十分な高感度・高選択度。
  • 最寄の地域に設定すれば、現地で聞こえうるAM/FM局がプリセットされ、いきなり使い始められる。もちろん9kHzステップのAMチューニングも可能だ。
  • FM/AMそれぞれ外部アンテナ装備。うちの環境だとAM/FMともかなり強電界なので、要らないけど。
  • R51がラジオレコーダー現行機種に比べて弱いところと言えば、旧low-VHFのAM補完放送が聞こえないことだ。しかしラジオ好きといっても徹底してNHKしか録音しない僕にとって、ほぼ不要の機能である。

ラジオレコーダーとしてのICZ-R51

  • 初代機ICZ-R50はラジオをMP3でドバドバ録れるという素晴らしいハードで、自分にとってとてもセンセーショナルだった。しかし僕がR50を店頭でいじってみて「ないわー」と思ったのは以下。
    • 時計が時報で補正されない(スタンドアロンなラジオ録音機として致命的)
    • 録音済みの番組をカレンダーサーチできない(ファイルがフォルダにドバドバたまっていくだけ)
    • 内蔵メモリが4GBしかない(メインの記録媒体はSDカードなんだろうけど、あふれて内蔵メモリに切り替わっても、ほっとくとすぐ内蔵メモリもあふれて死ぬ)
    • 電源OFF時に時計が表示されない(まあ致命的じゃないけど)
    • 起動が遅い(イラッ)
  • ICZ-R50は結構なヒットを記録し、ガチ勢ユーザーが多かったため、上記の指摘があったのだろう。このR51では時報修正機能、カレンダーサーチ機能、内蔵メモリ倍増(8GB)、立ち上がり高速化、と気になる点はキッチリ改善。電源OFF時もAC駆動の場合は時計が常時表示されるようになった。
  • 予約録音は20プログラム。日付指定・毎日・毎週曜日指定も可能。「毎月最終週末」みたいなのはムリだけど、設定は容易だ。
  • 録音時に自動でインデックス(トラックマーク)をつける機能は有用。帯でまとめて数時間録っといてトラックマークで聞きたいところだけ飛ばし聞きもできる。
  • なおおしいところといえば、SDカードはSDHC(32GB)までしかささらない点。64G(SDXC)が1000円ぐらいまで下がった昨今ではちょっと残念だけど、MP3で録音していく限り、そう簡単に一杯になるまい。



RF-DR100とICZ-R51を比較し、使い分けを考えてみよう。
(たぶん続く)