駄目社員はむの日記

USO800 certified.

小物を作ってみる(1)

先週末あたりから、891を活用するための小物を作ってみている。
実用性はさておき。

ミニミニパドル。

プッシュスイッチを使ったらパドルができる!
とはだれもが思うと思うのだが、ほとんどのプッシュスイッチはパドルの感触とは程遠く、ちょんちょんと素早く押して信号を紡ぐのは難しい。
しかし良い感触のスイッチが見つかったので、ミニミニパドルを作ってみた。

ユニバ基板の両面にプッシュスイッチをハンダ付けし、タカチの小さなプラケース(SW-40)に入れた。
プッシュスイッチにはそれぞれ0.1uFをパラっておいてある。

加工精度をもう少し上げたいところだが、実用上は問題なかろう。

FH-2キーパッドのサブセット


YAESU社製HF機のオプション(上位機種には付属)として知られるFH-2というキーパッドは、CWやSSB(たぶんAM/FMも)の送信メッセージを録音・再生するために使われる。891では、CW・SSB各5メッセージ(SSBでは各20秒まで)を内部のフラッシュメモリに記録可能らしい。
オリジナルのFH-2にはボタンが12個もあるが、おそらく運用時に使うのはMemory 1〜5とMemory writeの計6ボタン。UP/DOWNなどについては、891にはMULTIツマミが付いているためそれを使った方がよっぽど操作性がよいのだ。
てな訳で6ボタンの小型キーパッドを作ってみた。



cited from FT-2000 remote > Amateurtele.com
この中身は至極簡単で、抵抗とプッシュスイッチである。恐らくマイコン内のADコンバータで電圧を読み取っているだけなのだろう。てことで抵抗値は、

Memory 1 -866Ω
Memory 2 -1330Ω
Memory 3 -1820Ω
Memory 4 -2490Ω
Memory 5 -3240Ω
Memory write -4120Ω

である。ピッタリの値はない。±10%程度ずれても実害なさげなので、カーボン抵抗2本直列、1k+330Ωみたいな感じで適当に組んでおけばOK。

ミヤマのプッシュスイッチ・MS-402*1とタカチのSW-55でちゃちゃっと作っちゃった。回り込み対策としてスイッチやコネクタに適宜0.01uFなりフェライトビーズなりをかましておけばOK。
材料代は地方のパーツ屋でそろえても1000円もかからないはずだ。

*1:ピコトランシーバーの内蔵CWキーに使われているやつです。