フル出場もしないしいい加減にやった割にはいい感じだった。とはいうものの、戦果の一方、課題も多々見えてきて勉強になった。
- 7/14/21MHz、一晩がんばった。3.8MHzはインチョキアンテナで北米まで飛んでびっくり。
- 7MHzは受信性能が圧倒的に足りない。聞こえないと交信できない(アタリマエ)。
- アンテナのせいだから、もっと巨大なものを!そのベストな方法は、アンテナのエレメント数を増やすこと。これは間違いない。といいたいところだけど、これ以上大きくするとローテーターへの負担が激しすぎるので、現在のセットアップあたりで限界だと思う。
- 金銭的な問題ではなく、アンテナを巨大化してしまうと風に弱くなり、結果的にシステムの寿命を縮めてしまう。なるべくやりたくない。
- 今回の感じからして、欧州や米国の奥の方から7MHzで呼ばれるのは、そこそこに届いていることを意味しているのだから、送信アンテナとしてはまずまずつかえているのだと思う。となれば受信アンテナを強化すべきかも。
- もうひとつの現実的なソリューションは、受信機を変えること。新しいリグというのもまじめに考えるべきかもしれない。とはいえ、アンテナが電波を拾わなければ聞こえるわけもない。今日日のフラッグシップ機を買う*1前に、できることはまだあるだろう。
- なお7MHzのVPDLは、結局超長距離のDXに対して八木に比べあんまし役に立たなかった。
- 低打ち上げ角のお陰で、ダイポールと比較するまでもなくDXは聞こえる。しかし、中長距離で八木より強いことは一度としてなく、ローカルの信号が下がってDXが浮いてくるようなメリットもない。
- 検証不十分な点があるので、いくつか追加実験した上で、用途がなければばらしてしまおうと思う。
- 14/21MHzは、アンテナが変わって効果大。十分実戦的。
- ビームアンテナの指向性が結構狭くなった。フロント±30度の幅に入ってないとガツンと受かってこないようだ。特にフロントドンピシャの受かり方がいい。ゲインと打ち上げ角の低さも感じる。14MHzで欧州の奥の信号もちゃんと浮いてくるのがうれしい。
- 振り方はもっと慣れる必要がある。要はオペレーターたる自分自身の実力が不足。
とはいえ、14/21MHzの深夜のどっぴらけ*2もあったし、早朝の7MHzで欧州の初カントリーも急激に増えたし、結構楽しめたよ。