駄目社員はむの日記

USO800 certified.

昨夜の教訓:デルタループ実験。

結論からすると、デルタループアンテナは、タワー上の八木アンテナにかなわなかった。

  • 北米西海岸・中南米方面では、入感・飛び共にデルタループは”八木-10dB”ぐらいで、総じてS/Nよくない。
    • パスによるのかもしれないが、影響が少ない局もいた。
  • 国内だと、違う経路(違うtake-off angle)の信号を拾っているみたいだ。信号の安定性・強度ともほぼ八木が完勝だけど、時々いい勝負になる。
    • JA1の近いパスだとほぼ同等になるときも。神奈川と埼玉はデルタループのほうがいいときも。
    • JA2へは、タワーの完勝。デルタループはフェージングに弱いが、八木だと比較的安定。
    • 国内でも、2エレでS5位は振ってくるのに、デルタループだと”全く聞こえない”局がある。あれはいったい。
  • ループのノイズが少ないからベター、ということもなかった。ノイズの聞こえ方に違いがあるのは感じたけれどね。

今のところ・・・

うーん、地上高はデルタループのほうが大幅に低いが、打ち上げ角の違いが出て面白い勝負になったりして、と思ったんだけど。
ゲインは2elなんて高々4dBかそこらなわけで、1-2dBのループと大して変わらんはずなのですよ。
まだ比較検討は必要だと思う。もうちょっと地上高上げた方がいいのかなぁ。

v2開発方針。

Delta loop vertical polarizationとググレ>カスの俺。

  • フィード位置を変えてみると、垂直成分が多くなる、かもしれない。
    • 底辺のセンターで給電すると水平偏波、左右いずれかの頂点付近だと垂直偏波成分が増える、と主張するウェブページが散見される。
    • それを鵜呑みにすると、現在のデルタループ(v1)は八木に比べて単に”地上高が低くビームのないアンテナ”ということになる。実際の受信の感じはそうでもないけど。

実際はどうなのかな。v2はまた来週末天気が良ければ、ということで。
#今のままだと、八木がある状況で張っておく必要はない。