RADIX社のRDL-4015というV型短縮ダイポールが(白耳義時代になぜか入手後)ジッカ死蔵状態だったので、50Wで使ってみたところ、好結果。
Radix Inc. RDL-4015
このアンテナ、エレメント1本あたり5m強。つまりは7MHzで短縮率50%、しかもベースローディング(=電流分布の腹が犠牲になる)ではなくてセンターローディング。なんだか飛びそうな要素満載だ。ダイポールごときにムダに高価なのだけれど。
バンザイ!
- ラジペンさえあれば組み上がるシンプルさ(プラスドライバーさえ不要)が、いい。
- おまけに軽量で、両エレメントとアンテナマスト(基台付き)を片手に抱えて脚立に上がれるぐらい(ここ重要)。
- Vの開きをもっとも狭めた状態(開き角90°?)で設置。エレメント長は、以前調整した際にエレメントにマジックで赤線を引いておいた位置に合わせた。
- ジッカにあるポールの関係で、地上高わずか4m*1。
- ディップ点は、7065kHzだった。短縮DPだけあってSWR変化は急峻で、バンドエッジ(下端)ではSWR>3。建物から十分離して庭に設置したおかげか、建物や低地上高によるSWR悪化は概ね免れた。
- ディップ点をフォーン側に持ってきたいのなら若干縮めた方がいいのだろうけれど、僕はCW運用にも使うので、今ぐらいでちょうどいいのかも。
- リグ内蔵(好ましくは外付)のオートアンテナチューナー併用が必須。とはいえSWR高い所でもまずまず飛んでいた。
結論:地上高4mながら、結構飛びました。
短時間でセッティングができて、地上高が低くてもまずまずSWRが下がって、まずまず飛んだ。
21MHzのコンディションはダメダメだったけど、7MHz国内QSOにはちょうどよかった。CWではもちろん、SSBでもまずまず好結果。QRPの信号も拾えたぐらい。*2
このアンテナが7MHzの移動運用に重宝される理由がわかった気がする。いいロケーションで、タイヤベース+おばけポールのてっぺんにこいつを設置したら、更に飛ぶはずだ。
#今後もジッカ置きにして使ってみよう。
今後のToDo
- 雨が降らなかったので無事だが、数日使うなら同軸の防水を考慮したい。こっちに自己融着テープもってきてなかった。次回は札幌で買って持ってこよ。
- とりあえず簡易ステーは張っておいた程度にしたけど、それなりに長尺なので、できればステーの張り方に気を使いたい所。
- ローディングコイルをショートしてやれば>14MHzで多バンドに使えそうな予感。
- 余談:エレキー無いのが不便だった。たまにはストレートキーもいい。*3