学部の頃から化学で遊ばせてもらって、かれこれ15年余りになる。ふと気づくと僕は、ケミストなどとは自己紹介できない人間になっちまった。
「理学部的な化学」って、サイエンスとテクノロジーにもし分けると
一応サイエンスに分類されるんだろうけど、実験主体で「まあ論理はあとづけで考えるとして、まずは欲しい物、力技で作ってみようじゃん」的な(体育会系的な)ノリを若干含む、サイエンスの中でも最左翼、テクノロジーに近い学問だと思うんですよ。
異論はあるかもしれないけど、フィジカルな意味で最も生産的だ。加えて、ロジックから外れたセレンディピティで新しいサイエンスに出会い、ワクワクさせられたりもする。
僕は今でもケミストリーが大好きだ。
