駄目社員はむの日記

USO800 certified.

新しいHF機を使ってみたいなぁ。

今でもTS-950SDXやFT-1021X、IC-780あたりを信奉する方々の気持ちは良く分かる。
バブルの絶頂〜終わりごろに作られた”弩級”HF最高級機は、”もし劣化していなければ”今でも最高の高周波発生器だろう。妥協ゼロ・採算度外視、技術者のエゴが事務屋のマーケティングを遥かに凌駕したとしか思えない作りのハードだった。


でも個人的には、今更10-20万出して20年落ちのリグを買うことはちょっと抵抗がある。
実際25年落ちの最高級機(TS-940Sあたり)は4-7万出せば買えるようになってきているが、ヘタリのない個体なんて滅多に見かけない。同様にTS-950あたりの時期の高級機も、5年経つとトラブルだらけになることだろう。多臓器不全になった弩級リグを素人が直すのは拷問レベルだろう。*1

今敢えて栄光に触れるのもよい。

TS-850SやFT-1011などの実戦機では味わえない世界が、そこにはある。
しかし、20年を経て、メーカースペックを満たすまでにレストアされたとしても、最早完全に元通りとは行くまい。


最近のリグでは、IC-7700の受信性能がいい感触。
7600以下がおもちゃに思えた。
#FTDX5000MP発売から少し経つけど、前評判の割に
#あんまり絶賛の声が聞こえてこないのはなぜなんだろうなぁ。

*1:僕もTS-940で苦労したクチだが、なまじガタイがでかくてパラメーターが多いだけに、直し切ることが極めて難しい。ディスクリート部品中心の片面基板・非表面実装で、基板を繋いだまま信号を追える程度のメンテナンス性がある時代のものならできそうだが、『トラブルが多発し始めたFT-1021Xを修理する』なんて気が狂いそうだ(汗